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ミク視点
とりあえず旅館についたので、私は荷物を整理していた。
「でさ、リンちゃん。これから何するの?旅館に着いたのは良いんだけど」
私は同部屋になったリンちゃんに尋ねてみた。
「う?ん、ユアさんから聞いた話だとこの後喉自慢大会だって」
「のどじまんたいかい?」
私は首をかしげた。
えっと確か…それ...歌姫戦士ボカロボット第48話中
sinne-キョノリ@戻ってくる努力中
ララ視点
「…息抜き…?」
悪UTAUとの戦いが終わって数日後、ユアさんからこんな提案があった。
「そう。皆疲れているでしょうし、お母様が仰ったの」
「ピヨ…ピヨヨ?」
「『ですが、マキ様などの精神状態もあまりよくない状態ですが、大丈夫なのであろうか?』と仰ってます」
ピヨさんが私の心中を代弁するか...歌姫戦士ボカロボット第48話上
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ミク視点
『エンジェルボイスター、まもなく着陸します』
『分かったわ』
ブリッジからそんな会話が聞こえる。
あの戦いの後、私達は島に戻って来た。
多くの大事な物を失って。
「…セリさん…リユウちゃん、メイコ姉、カイト兄…」
私達、勝ったんだよね?悪UTAU達と、決着をつけたんだよね?
「でも、まだ敵...歌姫戦士ボカロボット第47話
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ルル視点
「…ねえ、私って、居て良いの?私…心を持ってていいの?世の中、悲しい事だけじゃないの?」
「ううん、違う…。だったら、今までの笑顔は何だったの…?僕を支えてきたあの笑顔は…なんなの?」
「…ありがとう。私、行くよ。ここに存在するよ。心、持ってるよ!」
瞳を開けば、其処には、ララが立っていた...歌姫戦士ボカロボット第46話中編
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ユア視点
「悪UTAUが攻めてきた…ですか?」
私は、突然の呼び出しに、困惑していました。
先程まで、私は部屋で待っていましたが、実衣さんからの通信により、私はブリッジへきました。
「…それも、恐らく悪UTAUの殆どです。本気で叩きにかかっているようですね」
実衣さんは、モニターをブリッジの大きい画...歌姫戦士ボカロボット第46話前半
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ルル視点
「ララ…」
僕は、ララを見た。
いつもと変わらない姿、そのはずなのに…。
ララの目は、何も映ってないかのように濁っていた。
「ララちゃん、どうしたの?ねえ、何か返事して…」
<明らかに、様子がおかしいな…>
「うん…。ララ。返事して。ねえ」
「…」
ララは微動だにしない。...歌姫戦士ボカロボット第45話
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ミユウ視点
「…」
リユウが、死んだ。
それは、さっき、ノイズ君から通信で皆に報せられた。
「…死んだ…んだね…」
ガクッと、自分の膝が崩れる感覚がした。
「…ミユウっ!」
「…リユウ、リユウ…うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ...歌姫戦士ボカロボット第43話
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ユア視点
「ユウ…。いえ、今はあなたのことは考えません。私に重要なのは、操られているUTAUの奪還及び、悪UTAUの殲滅です。あなたについては、後に回します」
私は、今は彼の事など考えず、目の前に居る敵を倒す事…。
【悲しいね、ユア。そうか、それもあいつらのせいなんだな。僕を除け者にした、あいつらの...歌姫戦士ボカロボット第42話
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ユア視点
「ユア…」
菜香は、私達の姿を確認すると、部屋の中へ通してくれました。
「ルル君の修理は終わったけど、キリアちゃんは、結構損傷…怪我が多くてね…かなりの重症だったよ、あちこちの骨が折れてるわ」
菜香はそう言った、ルルは、部屋のソファに座っていて、アクアの姿を確認すると、俯きました。
「…ラ...歌姫戦士ボカロボット第41話
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ミユウ視点
「どうしたんだ?リユウ」
リユウが少し落ち込んでいる様子だったから、ボクはリユウに話しかけていた。
「お姉ちゃん…。リユウ、守りたいの」
「…守りたい?」
ボクが尋ねると、リユウは頷いた。
「うん、リユウ。守られてばかりだから。力を求めてるんじゃないの。ただね、リユウ、誰かの心の助けにな...歌姫戦士ボカロボット第40話
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ルル視点
突然、爆発が起こった。
「…っなんだっ!」
「…どうやら、始まっちゃったらしいね」
キリアの一言で僕は状況を理解したと同時に、疑問を抱えた。
何故、此処に悪UTAUが…?
「逃げるぞ」
「え?」
僕の言葉にキリアは意外そうに首を傾げる。
「…え?って、逃げないと僕らもやられる…キリアはその...歌姫戦士ボカロボット39話
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キョウ視点
「あ、アクアちゃん。どうしたの?」
私は、食堂でコーヒーを飲みながらぼーっとしているアクアちゃんを見て、話しかけてみた。
「…あ、キョウ…か…」
何だか、アクアちゃんのテンションは低い…というか、何だか気にかかって居ることでもあるようだった。
「何か悩み事があったら、何でも言ってね。私、...歌姫戦士ボカロボット第38話
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ユア視点
『悪UTAUが出現、直ちに皆さん出撃してください。オリジナルUTAUの気配は無いという事です。恐らく、悪UTAUしかいないかもしれません。ただし、もしかしたら後で出てくる可能性もあるので、十分に気をつけて行動してください』
「分かりました。実衣さん。リア、ミア…いけます?」
『お姉様、私達...歌姫戦士ボカロボット第37話
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ミク視点
「結局…押し切られちゃったね…」
「まさか、お母様が頷くとは、思いませんでした…」
私やリン、レンやメイコ姉さん、ルカ姉さん、そしてユアさんはうなだれていました。
カイト兄さんの企画が通ってしまった…。
「ミリさん、裏切りましたね…」
「…私も、お母様の意見には反対したんですが、お母様の方...歌姫戦士ボカロボット第36話
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ルル視点
居ない、ララが居ない…。
何処に?何処に居るんだよ。
アクアは居るのに…。
「…君!…ルル君!ルル君っ!」
誰の声…?確か、ララと仲良くしてた…。
「ほら!起きて!」
ああ、そうだ…キリアって言ったっけ。
ララとかと結構仲良しの…。
「…煩い…」...歌姫戦士ボカロボット35話
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ユア視点
「…これは…」
「キョウちゃんっ!」
「初音ミクオ…」
【ミナサン…】
私達四人が其処へ着いた時、既に居た三人の人影が居ました。
私達は、すぐにその三人が分かりました。
キョウとアクアとクオ…。
「ユア…」
「ユアさん…」...歌姫戦士ボカロボット第34話
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ユア視点
「…」
エンジェ星に帰ってきた。
ただ、その場所は4年前とほぼ変わらず、荒れ果てた土地だった。
悪UTAUの襲撃を受けたせいだ。
「…早く、クオを探さなければ…」
「何で、そんなに急がなきゃなんだよ」
ロスト君が私に問いかけてきました。
「…クオは、バグだったんです。リンちゃんはもう、それ...歌姫戦士ボカロボット第33話後半
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キョウ視点
エンジェ星に来て数日が経ちました。
私は、すっかりアンジェさんとアクアちゃんとの日々に慣れていました。
「…アクアちゃん」
「どうしたんだ?キョウ」
「私達って、いつまでここに居るの?」
「…いずれユアさん達が来る。その時を待つだけだ」
アクアちゃんはそれが当然とでも言うような答え方をし...歌姫戦士ボカロボット第33話前半
sinne-キョノリ@戻ってくる努力中
空から人が落ちてくるなんて非現実…僕達は、到底信じられなかった。
僕は派音リアン、普通の村に住む、とある一族の末裔(らしい)。
村や街は、魔物の寄り付かないような場所にあるけど、街から街へ、村から村への道中は、魔物に会う事が多く、小さい子供は村の管理範囲の外へ出るのを禁止されていた。
でも、僕と妹が...ボカロ亜種RPG 第一話「僕」
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クオ視点
「…ついて来るな…っ!リンは戻ってろ!」
俺は、ついて来るリンにそう言った。
「何で、何処に行くの?ミク姉を助けられるの!?ねえ、クオ兄、何か言ってよ!」
悪UTAUとの戦闘の最中、チャンスだと思って、ミクを助ける為にエンジェに早く行こうとしているのをリンにとめられている。
リンは、俺がや...歌姫戦士ボカロボット第31話
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ルル視点
居ない…居ない。いないいないイナイ居ない。
何処にも見当たらない。
いつも其処にあった存在がない。
ララを守らないと。
ララを救わないと。
じゃないと、僕は、何の為に存在してるんだ。
ただ、今、僕はあいつらが憎たらしいだけなんだ。
僕はどうなってもいい。ララが助けられればいいんだ。
だって...歌姫戦士ボカロボット第30話
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キョウ視点
「…」
「あの…アクアちゃん?」
微妙な沈黙。
案内してる男の子は完全にアクアちゃんに怯えてるみたいで心なしか少し震えてるみたいだった。
「…」
「アクアちゃ~ん」
「…んだよ」
やっとアクアちゃんが返事をしてくれた。すごい不機嫌そうな声だ…。
そんなに男扱いされたのが嫌だったんだな~と...歌姫戦士ボカロボット第29話
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キョウ視点
「ん…んん…」
私は、目が覚めた。ここは…ボーレイシェンのコックピット?
あ、そうだ…そういえば、ララちゃんを助けようとして、空間転移に巻き込まれて…。
「ララちゃん!」
私は無線でララちゃんのボーレイシェンに繋いで連絡を取る事にした。
:コードAV01鈴音ララ:
私は通信先を設定して通...歌姫戦士ボカロボット第28話
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ユア視点
「ララとキョウちゃんの居場所は…まだわからないのですか?」
私は、実衣さんに尋ねてみました。ですが、実衣さんは、首を横に振って、こう言いました。
「いえ、まだ…。レーダーにも、何か反応してません。恐らく…レーダーの圏外だと思います」
ミクの消失に、ララとキョウちゃんの失踪。その二つが、今の...歌姫戦士ボカロボット第27話後半
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マイ視点
「…」
空間転移の後、私は自分の部屋に籠もっていた。
サウは部屋にある机で本を読んでいた。気持ちを紛らわせる為だと私は思った。
幸いなのか分からないけど、ルル君はエンジェルボイスターに残っていて空間転移に巻き込まれる事は無かった。
いや、多分ルル君にとっては苦しみなのだろう。自分が傍にいれ...歌姫戦士ボカロボット第27話前半
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ララ視点
「…ミク…姉…?」
私は虚ろに呟いた。
『VOCALOID、初音ミクのプログラムの反応が…全て消えました…』
実衣さんの声が聞こえる。まさか…ミク姉が消えた?
消失って曲の話じゃなかったの!?
嫌だよ…消えないでよ…。
居なくなるのは、とても悲しいことなのに!
「ミク姉…ミク姉ええええええ...歌姫戦士ボカロボット第26話
sinne-キョノリ@戻ってくる努力中
探偵。
この言葉を聞いて、多くの人はこんなイメージを浮かべるのでは無かろうか。
複雑怪奇に絡み合った難事件を、快刀乱麻の如くあっさりと解決せしめる、ミステリーの花形。
実際それはその通りだ。世界中でこの探偵という存在は愛され、小説、漫画、ドラマにおいてすら彼らは数々の難事件に対面し続けている。
だが...小説【とある科学者の陰謀】第関話~真実に近づく者~表
瓶底眼鏡
ボイス視点
「ノイズ、此処で待ってろ」
「兄・・・貴・・・行くつもり・・・なのか・・・」
「ああ、行くつもりだ。ノイズはまだ完全に回復してない。此処で待っていろ」
「ああ・・・分かったよ・・・。絶対に・・・ミユウさん達連れて・・・帰って来いよな・・・」
「分かったよ、ノイズ。絶対に、帰ってきてやる」...歌姫戦士ボカロボット第24話
sinne-キョノリ@戻ってくる努力中
ミユウ視点
「成る程、そんな事があったんだね…」
ボクはとりあえずララ達に全てを話した。
「ああ、それで」
「俺等はリユウちゃんを助けに行く。だろ?」
ボイスがそう言ってきた。
「うん」
「でも…それで良いの?」
ララは、意外な一言を発した。
「ララ…」...歌姫戦士ボカロボット第23話
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ミユウ視点
「ひとまず、リユウの治療は終わりました。今は安静にしていれば大丈夫な筈です」
「有難う御座いました」
リユウの治療は終わり、ボクはユアさんと話している。
「ううん、私が、したくてやった事だから」
「じゃあ、ボクは、持ち場に戻ります」
「ええ、分かったわ」
「よ、ミユウ」
「…ボイス」
其...歌姫戦士ボカロボット第22話
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