最近漠然とし過ぎた不安に襲われてます。まあそれは置いといてプロジェクトミライ楽しみですね。 余談だが弟が精神病になった。\やべぇ/ 性別・平均寿命が短い方 年齢・結婚が出来るようになる年齢 彼女いない歴・年齢と同じ 精神年齢・永遠の中二の夏 知能・ゴールデンレトリーバー以下 好きなもの・スルメ、バナナ、神話、どこか切ないけど楽しい物語 嫌いなもの・セロリ、昔の自分 好きな楽曲・Dear ユラギ 好きなボカロ・弱音ハク Lily 最近一番嬉しいこと・ピアプロで新着メッセージのお知らせがあった時
プロフィールを見る投稿作品42作品
もっと見る-
『みんな、俺たちのライブを聞きに来てくれてありがとう!今日は、盛り上がろうぜー!!』
「きゃぁぁぁああああ!!不破さぁぁああああん!!!!」
ライブが始まった。キッチンダンプズという四人組のアーティストだ。俺も死ぬ前に活躍を何度か耳にした記憶があるが、テレビに出ていなかったのであまり詳しくは知らない...小説【とある科学者の陰謀】第十一話~束の間の対話
-
「うふふ……」
ピアプロ内部、とあるビルの屋上に、妖しげな笑みを浮かべる褐色の人影があった。
その白髪はかの電子の歌姫を彷彿とさせるツインテールに纏められてはいるが、背はかの歌姫より遥かに高く、大人びており、スタイルもいい。また、笑っているにも関わらず纏う雰囲気はどこまでも冷酷で、妖艶だ。
その紫の...小説【とある科学者の陰謀】第関話~真実に近づく者~裏
-
探偵。
この言葉を聞いて、多くの人はこんなイメージを浮かべるのでは無かろうか。
複雑怪奇に絡み合った難事件を、快刀乱麻の如くあっさりと解決せしめる、ミステリーの花形。
実際それはその通りだ。世界中でこの探偵という存在は愛され、小説、漫画、ドラマにおいてすら彼らは数々の難事件に対面し続けている。
だが...小説【とある科学者の陰謀】第関話~真実に近づく者~表
-
「本当に……ありがとうございました!!」
チンピラ達が連れて行かれ、色々と混乱が収まった路地裏には
、今、ペコペコと頭を下げるハクさんと、照れる鈴音コンビの姿があった。
「いえいえ、当然の事をしたまでですよ……それよりハクさんにデルさんですよね!サイン下さい!!」
すると、ララの周りに《HoneyB...小説【とある科学者の陰謀】第十話~波乱と男心~その4
-
「え?な、何?」
「ハクさん、後ろに」
俺はすぐさま、オドオドしているハクさんを庇うように前に出た。とりあえず、なにがどうあれハクさんにだけは指一本触れさせないようにせねば。
チンピラは俺たちの顔をニタニタと見つめ、挑発するような声色で言った。
「まさか、こんな所で会えるとはなぁ……」
「……」
(...小説【とある科学者の陰謀】第十話~波乱と男心~その3
-
「……」
「……」
始まってしまった三人デート。
ハクさんを真ん中に、俺が左、デルが右に並び道を歩く。にこにこと笑うハクさんを挟み睨みを効かせあう俺とデルという、なんとも修羅場な光景が繰り広げられていた。
「ところで……」
緊張感漂う中、デルが口を開く。視線は俺を睨んだままだが、問いかける対象はハク...小説【とある化学者の陰謀】第十話~波乱と男心~その2
-
はちゅね像とは、ピアプロで一番大きな広場の真ん中に鎮座する、巨大なはちゅねミクの銅像のことだ。
何かの記念に配置されたらしいのだが、とにかく目立つのでピアプロで生活する人々やボカロ達からは渋谷のハチ公みたいにわかりやすい待ち合わせ場所という認識で定着している。
その例に漏れず、俺もまたここでハクさん...小説【とある科学者の陰謀】第十話~波乱と男心~その一
-
『状況はどうだ』
「一時危うくなりましたが、問題はなさそうです」
『そうか。『彼』の行動について、不審な点は見られたか?』
「はい、確定的とは言えませんが。回収した盗聴器からも興味深い単語が聞き取れました」
『ふむ……あの女、いやロボットの告げた事が真実の可能性が高まったという事か。となれば……』
...小説【とある科学者の陰謀】第閑話~舞台裏の対話~その二
-
「……」
街のざわめきが遠い。
パフォーマンスを行っていた商店街を離れ、住宅街まで戻った俺が第一に思ったのは何故かそんな事だった。
夜の帳が降り始める中、俺が立つのは一つの宿舎の前。
普段俺が日常生活を送っているものより数段綺麗なそれは、亜種の中でも凄まじい人気を誇る者のみが生活を許されている、言わ...小説【とある科学者の陰謀】第九話~祭りの始まり~その三
-
量産化祭中には、様々なイベントや出し物がそこら中で行われている。
その大多数は、初音ミク人気に惹かれやってきた客に自分たちを知って貰おうと考えた亜種達が開いたものだ。そしてそういった中に混じり、また、《男の娘☆ボカロ同盟》も
活動をしていた。
「リッちゃーん!こっち向いてー!!」
「サイン下さいサイ...小説【とある科学者の陰謀】第九話~祭りの始まり~その二
-
3、2、1、ポーン。
『たった今、初音ミク量産化祭が開催されました!今日はまだ一日目ですが、既にピアプロの中は人でいっぱいです!!この日の為に全国、いや世界中からボカロファンが集まったということで……』
ピッ。
『……ょうは、長年ボーカロイドについて研究をしてきた、高坂晋太郎教授にお越し頂きました。...小説【とある科学者の陰謀】第九話~祭りの始まり~その一
-
クリプトン社の私有地であるピアプロは、警察に頼らない独自の警備体制を敷いている。
人間の警備員の数が圧倒的に少なく、代わりに独自技術で作り上げた警備ロボや日頃アイドルとして働くボカロ達を使っているのだ。
何故彼らを使ったかと言えば、ボカロの中には制作者のこだわりからか無意味に戦闘能力の高いものも珍し...小説【とある科学者の陰謀】第関話~スポットライトの外で~迎え撃つ者たち
-
「いやーみんな、おーつかれさまー!!」
数時間後、セントラルビルを脱出、散開したのち、俺たちは我らがアジト(因みにアジトは宿舎の地下にある。本当にいつ作ったんだ)に再集結していた。
「最後の方でハプニングもあったけど、なんとか無事に目的は果たせた……よって今回の作戦は大・成・功ー!!やったぞ野郎ども...小説【とある科学者の陰謀】第八話~悪の組織、始動~その3
-
草木も眠る丑三つ時、ピアプロセントラルビル内部。非常灯の頼りない緑の光に照らされた廊下の上に、怪しげな三つの影が浮かび上がる。
「こちら実行A班。現在地七階、3-Fです。指示を」
『こちら指令班。周囲に生体反応なし、そのまま予定通りのルートで3-Dまで向かって。その後、連絡があるまで待機』
「了解し...小説【とある科学者の陰謀】第八話~悪の組織、始動~その2
-
近未来的な装飾の成された薄暗い部屋の中に、円卓を囲む十数人の人影があった。
ケータイをいじったり、隣と話し込んだりと、皆一見思い思いに過ごしているように見えるが、その中には確かに緊張した空気が漂っていた。
「……さて」
俺の右隣の黒髪ツインテールの少女、雑音ミクが発した一声に敏感に反応し、皆が静まり...小説【とある科学者の陰謀】第八話~悪の組織、始動~その一
-
「いよいよ始めるのね」
「ああ。漸くここまでこぎつけたよ。果たして、『彼』はどんな成果を上げてくれるかな……」
「あら、緊張しているの?」
「そうではない、と言いたい所だが、だろうな。私でさえ、この行いの結果がどちらに転ぶのかはわからんのだからね」
「そうね、でも、予測できてしまう事など楽しくないわ...小説【とある科学者の陰謀】第閑話~舞台裏の対話~その一