タグ「亞北ネル」のついた投稿作品一覧(6)
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「おお、もうこんな時間でゴザルか……」
「これでお別れなのは名残惜しいスねー……でも仕方ないス、じゃあね、シグナちゃん!」
「はい、行ってらっしゃいませー……はぁ」
ヲタ二名を見送り、俺は漸く一息ついた。個室にいる間ほとんどぶっ続けで歌い通しだった。常人なら喉を痛めるだろうが、そこは曲がりなりにも俺...小説【とある科学者の陰謀】第七話~最悪の一日~その二
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ピアプロの商店街の中でも目立たない一角にある、ボーカロイドの経営するメイド喫茶、通称ボーカメイド喫茶「あーくのーれっじ」。
開店前のこの店の更衣室から、けたたましい笑い声が響いていた。
「サイッコー!シグもうあんたサイッコー!!ぷくっ、ぷくくく……アハハハハ!だめ、もう耐えらんないアッハッハッハッハ...小説【とある科学者の陰謀】第七話~最悪の一日~その一
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ついにこの日がやって来た。
「じゃ、行ってくるわ。留守番宜しくなー」
レンが家を出てから少しして、あのサイドテールが家を出て行くのを、あたしは一見気のない台詞で見送った。
「はいはーい……行ったな……」
あの金髪が見えなくなったのを確認して、あたしはすぐさま用意していたコートを纏い、サングラスをかけ...短編6~鏡音リンの恋敵?追跡~
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「……やっぱり、止めときゃ良かったかなー……」
遊園地の前、待ち合わせ場所にした遊園地のキャラクターの像の下に立ちながら、オレは早くも後悔し始めていた。
(来ない……)
なんとなくリンに気づかれたくなかったのでわざわざ家から出る時間をずらして集合しようと決めたものの、その集合時刻になってもネルが来な...短編5~鏡音レンきゅんの憂鬱~
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その日、先日から約束していたFUJITUBOというアーティストのライブを見て盛り上がってきたアタシとハクは、そのままの足で近くの喫茶店に向かっていた。
「いやー、今日は最高だったなー!生はいいね生は!フーミンの声マジ神!!」
「わ、私もぼっすぃーのサイン貰っちゃった……なんかもう人生の運今日で使い切...短編4~亜北ネルは可愛げのある子がお好き~
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5:50
今日は私が料理当番なので、普段より早めに起きて台所に立つ。
二日酔いで頭がガンガンする。昨日あんなに飲むんじゃなかった。
6:30
頭の痛みに耐えながら私が何とか三人分の食事を作り終えると、階段を下りるけたたましい音と共にマスターが起きてきた。
「おっはよーう!今日も素敵だね僕のかわいい弱...短編~弱音ハクのとある1日~