雲と砂時計 / 初音ミク mtrika(歌詞)

白い雪を汚していった泥で濁った
しょうがないんだ歩いているんだ
遠くへまだ
だけど雪は綺麗だ融けて綺麗だ
全てを忘れたようにいきたい

思い出を噛んでいるんだ
白いガムを噛んでいる
何も味がしないのは元からだったかな
君を透かして遠い空を見つめていた
本当は当たり前に要らなかった
だから憶えていないんだ

そう言って気づいているんだろう
忘却だって執着だ
組み換えて偽って騙し替えて
思い出すことは蝕むことだから
どんな感情も消耗品だ
微笑みの味さえも
唾液で溶かした

どこか遠くへ
遠く故郷へ
どこか遠くへ
雲みたいな薄い出会いを砂に溶かして遊んでいる
風まかせに
遠くへ
還りたい

夢にだって描いているんだ
あの街を描いている
でもどこか変で君の顔すら違う人になっていて
怖くて夢から醒めたはいいけど
「そっか。思い出したんだ」
起きてたって何も
変わりやしないんだ

言葉に踊らされるくらいならいっそ言葉で踊りましょう
さよならの色さえも
どこか遠くへ

記憶の外へ
夜の遠くへ
葉が散りゆくような別れを川に流して遊んでいる
どこにもない街から
逃げたいのさ

結局僕から0センチ
空までは数センチ
人間なんて所詮足掻いたって
動物でしかないんだから
だけどさ
だからさ
嘘は罪ではなくて
それだけ長く生きた罰だ

どこか遠くへ
遠くどこかへ
忘却だけが終着だ

白い雪が積もっていった足が埋まった
もういいんだ、倒れ込んだ遠くは空だから
砂をこぼした白い遠近法(まほう)に
すべて思い出しながらわすれていった

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

雲と砂時計 / 初音ミク mtrika(歌詞)

閲覧数:260

投稿日:2022/12/22 20:24:42

文字数:686文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました