青嵐(せいらん)が星屑 散らす夏 追いかけていく
露草の青い息が頬 切って走ってく
朧雲に溶けた 彼岸花もう届かない
香る君が 見えなくなる 煙る夜
三日月が灯す宵 静けさは乱れ深く響く
霹靂が掻き混ぜ 居なくなる
夕闇の墨黒く 薄(すすき)の小筆を馴染ませてく
風鈴の音色に 耳傾け(かぶけ)
小さな歌を 紡いで眺む 遠く続いた石畳
あの先に 君は いるのでしょう
長雨は止まず ふりつづく時 涙掬べば見失う
零る星 手を伸ばす
十三夜の契り 忘却の彼方に過ぐ
思い出すは微笑む君 触れ合った指先
過ぎし季節映し 水鏡揺れる水面(みなも)の
夢と現(うつつ)交錯して 耳が鳴る
満月が守る宵 沈黙は暴れ高く騒ぐ
失せ物の僥倖 探してる
暗闇が閉じ込めた 草の隙間の鈴歌合せ
瞬いたひととき 羽ばたいて
若葉の水屑(みくず) 夕凪(ゆなぎ)が留めて 紅差す乙女の約束
鬼灯(ほおずき)の舟に 掛けおきて
泡沫となり 消え果ててさえ 君に届けと目を閉じる
蜻蛉が 遠く鳴く
真夏の氷点下に 二人手を取り堕ちていけたら
沙羅の花びら散り 風濁す
三日月が灯す宵 静けさは乱れ深く響く
霹靂が掻き混ぜ 見失う
終わらぬ歌を 紡いで眺む 遠く続いた石畳
あの先に 君は いるのでしょう
夏の夢から 覚めた途端に 君の面影遠くなる
さよならも 言えないよ
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おにゅうさん&ピノキオPと聞いて。
お2人のコラボ作品「神曲」をモチーフに、勝手ながら小説書かせて頂きました。
ガチですすいません。ネタ生かせなくてすいません。
今回は3ページと、比較的コンパクトにまとめることに成功しました。
素晴らしき作品に、敬意を表して。
↓「前のバージョン」でページ送りです...【小説書いてみた】 神曲
時給310円
夜 見上げた空 よく目を凝らして
そんな見えないけど ずっと消えない光
夜 頭の中 ずっとグルグルして
いつか終わる日々を今考えたって
ずっと先のこと でも怖くて
拭えない不安が心を占めて
夜の世界は孤独の旅だ
だからいつだって見失う未来だ
満天の星は誰かのためでもなく
夜空を照らしている...スターリースカイ
ナナツナツ
いっそ死にたいなら歳を取ってから
やりたい事全てをやりつくしてみて
遂ぞ安らかな眠りを頂ければ幸いだ
若さとは持合せのなさに傷付く事か
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Staying
宵、老いた歓楽基地
ビビの歌 ただ踊った
「君が何より大切で」
愛めいた偽装船!
黒天街から叶う予感
「僕でいいかい」
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ぐらぐら 滅んでいく この街は終わりね
欠如した倫理→欲が思慮思考を巡らせて...黒天街 歌詞
taihai
廃墟の国のアリス
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BPM=156
作詞作編曲:まふまふ
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曇天を揺らす警鐘(ケイショウ)と拡声器
ざらついた共感覚
泣き寝入りの合法 倫理 事なかれの大衆心理
昨夜の遺体は狙...廃墟の国のアリス
まふまふ
君の神様になりたい
「僕の命の歌で君が命を大事にすればいいのに」
「僕の家族の歌で君が愛を大事にすればいいのに」
そんなことを言って本心は欲しかったのは共感だけ。
欲にまみれた常人のなりそこないが、僕だった。
苦しいから歌った。
悲しいから歌った。
生きたいから歌った。ただのエゴの塊だった。
こんな...君の神様になりたい。
kurogaki
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