別れが来ることは初めからわかってた
僕と君を隔てる壁はどうにもできないほど高くて厚かった
それなのに何かの悪戯でできた覗き穴越しの君に僕は恋をした

一言で言えばありきたりな恋
ドラマやマンガみたいな恋
でも僕は『恋に恋』したんじゃない
僕は君のことが好きなんだ

「愛してる」なんて言えるほど君を知らない
「ずっと好きだった」なんて言えるほど君と一緒にはいられない
それでも、君の伏せた瞼が、控えめな笑顔が、
僕は大好きだ

叶えてはいけない恋だとはわかってた
僕と君が生きている世界はどうにもできないほど離れていた
それなのに何かの悪戯でほんの少し交わった君に僕は恋をした

言葉にすればありきたりな恋
テンプレートに閉じ込められる恋
でも『好きだから好き』なんじゃない
僕は君のことを見てたんだ

「愛してる」なんて言えるほど君を知らない
「ずっと好きだった」なんて言えるほど君と一緒にはいられない
それでも、君の優しい声が、2人だけの言葉が、
僕は大好きだ

君といられない理由を、いてはいけない理由を、
いくら並べてみても
全てを押し除けて心は叫ぶ
「君が好きだ」と

「愛してる」なんて言えるほど君を知れなかった
「ずっと好きだった」なんて言えるほど君と一緒にはいられなかった
それでも、君と交わした視線も、過ごした時間も、
僕は、大好きだ。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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  • オリジナルライセンス

「愛」も「ずっと」も言えないけれど

僕から見える君は限定的で、一緒にいられる期間は僅かで、叶えてはいけない恋だと、知っていた。
「愛してる」とか「ずっと好きだった」とか、そんなこと言えないけど、でも、僕は君が大好きだ。

閲覧数:78

投稿日:2023/04/12 20:52:36

文字数:577文字

カテゴリ:歌詞

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