朧雲が漂う 若緑芽吹く頃
燕の鳴く声がする 今春隣
青陽に包まれて花信風が吹く頃
淡い紅色一枚が掌に咲いた

花びらがひらりひらり落ちてゆく 僕の心模様は
優なりの飛花に染まる空
この時忘るるほどの
春風もっと吹け

酷寒猛暑に耐える時間と刹那に過ぎる日々が
当たり前だなんて決めつけないでよ
もう鳥語花香に浸る時間と花時の中の今だけは
誰のものでも無い 例え陽炎でも僕だけのもの

花冷え 過去の記憶
花曇り 先の未来
それぞれ一枚一枚が
艶陽告げられるように
何年何十年何百年経ったって変わることのない
一年一花の儚き櫻来歌

(花びらがひらりひらり)

花びらがひらりひらり舞ってゆく 僕の心模様は
麗し清く愛しき花
言葉にすらできぬほどの
零れ桜咲き誇れ

花びらがひらりひらり落ちてゆく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

余華の一片散りにけり (A Petal from the Remaining Blossoms Falls)

「余華の一片散りにけり (A Petal from the Remaining Blossoms Falls)」の歌詞になります。

閲覧数:25

投稿日:2024/12/23 13:12:27

文字数:350文字

カテゴリ:歌詞

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