もう何度目か分からない
静かな雨が降り出してきた

さした傘の右側には
人一人分のスペース

ほんの少し前まではここにいてさ
くだらないことで笑い合ってさ

楽しかったなんて過去形に
したいわけじゃないんだ

小さな声で読んだ君の
名前は雨音に消されて
返事なんて返って来ないのに
右側確認してしまう

今日の傘は不良品かな
落ちた雨粒が頬をつたう
上向いて穴探すけど
雨が角度を変えただけで

君にもらったこの傘も
私一人には大きすぎて

やっぱり二人用だったなんて
思っても君はもういない

どうせ濡れてしまうのならば
二人用の傘はたたもう
頬つたう雨粒もまぎれて
分からなくなるように

ありったけの思いのせて
君の名前を呼んでみたって
最初から届くはずないこと
分かっている知ってるのに

もう何度目かの雨やんで
空は晴れ渡っているのにさ

私の顔の雨粒は
乾いてはくれないんだ

止まってはくれないんだ







ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

止まない雨はどこへ

君を失った彼女のイメージです。

タイトルは,センス皆無なので変更しても構いません;;

閲覧数:159

投稿日:2011/09/23 13:04:21

文字数:415文字

カテゴリ:歌詞

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