まだ 幼い 私の中には
誰も 知らない
神様がいた
目を瞑るだけで
会いに来てくれる
「寂しくなんてないよ」と言って
安らぎをくれた
眠る前には おやすみと
優しく笑いかけてくれた
泣きたくなると
そっと隣に寄り添って
触れないと知りながら
頭を撫でてくれた
いつか ちゃんと
触れられるなら
ありがとうの気持ちを込めて
そして 手を握りたかった
まだ 幼い 私の中には
優しい神様がいた
いつも笑ってくれたこと
まだちゃんと覚えているよ
大人になって 恋をして
誰かと結ばれて不意に
思い出した私の神様
どこにいってしまったのですか?
まだ 幼い 私の中の
私だけの神様 どうか
もう一度会いに来て
そしたら 今度は
私があなたを優しさで包むから
永い永い眠りに着く前の
最後の夜の夢の中で
「ありがとう」の一言が
聞こえた気がした
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