A1
朽ち果てるこの楽園 小さな鳥籠 壊す為ならば槍と成りましょう
いつの日か巡り逢い 絆結ぶ事 祈りつつ剣と成りましょう

B1
どこまでも 平行線で 擦れ違ってく想いは
戦う事でしか答えを出せないの
自分 だけを 信じ 戦う

S1
槍と剣がぶつかり合って 火花を散らしてく
立ち尽くした ヒトリの少女 ただ涙を零す
交錯する白銀の刃 誰も止められない
楽しかった 思い出だけが 脳裏を掠めていた

A2
本当にこの世界 終焉迎えても 私は信じない諦めはしない
お願いよ気付いて あの楽園は 最早存在しないのだと

B2
懐かしい 眩しい笑顔 いつから消え去ったの?
今は憎き国の敵でしかなくて
涙 零れ 落ちて 消え逝く

S2
槍と剣が頬を切り裂いて 真紅が流れ落ち
悲鳴上がる けれども二人 止まる事を知らず
それぞれが信じる未来の為 刃を振るう
槍と剣は 散り逝く事を 既に覚悟していた

B3
いつからか 空が泣き出して 全てを濡らしていく
涙も真紅さえも 洗い流していった

S3
そして終わりは近づいていた 二人は疲弊して
これが最後の 一撃だと 少女も気付いてた
両の刃の間に入る ヒトリだった少女
まるで世界の 終わりのように 白銀を深紅に染めた

C
倒れた少女は 微笑って言う
「二人も笑って」


<ひらがな>

A1
くちはてるこのらくえん ちいさなとりかご こわすためならばやりとなりましょう
いつのひかめぐりあい きずなむすぶこと いのりつつけんとなりましょう

B1
どこまでも へいこうせんで すれちがってくおもいは
たたかうことでしかこたえをだせないの
じぶん だけを しんじ たたかう

S1
やりとけんがぶつかりあって ひばなをちらしてく
たちつくした ひとりのしょうじょ ただなみだをこぼす
こうさくするはくぎんのやいば だれもとめられない
たのしかった おもいでだけが のうりをかすめていた

A1
ほんとうにこのせかい しゅうえんむかえても わたしはしんじないあきらめはしない
おねがいよきづいて あのらくえんは もはやそんざいしないのだと

B2
なつかしい まぶしいえがお いつからきえさったの
いまはにくきくにのてきでしかなくて
なみだ こぼれ おちて きえゆく

S2
やりとけんがほほをきりさいて しんくがながれおち
ひめいあがる けれどもふたり とまることをしらず
それぞれがしんじるみらいのため やいばをふるう
やりとけんは ちりゆくことを すでにかくごしていた

B3
いつからか そらがなきだして すべてをぬらしていく
なみだもしんくさえも あらいながしていった

S3
そしておわりはちかづいていた ふたりはひへいして
これがさいごの いちげきだと しょうじょもきづいていた
りょうのやいばのあいだにはいる ひとりだったしょうじょ
まるでせかいの おわりのように はくぎんをあかにそめた

C
たおれたしょうじょは わらっていう
ふたりもわらって

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

「世界の終わり」

伯依様の作品への応募です。
http://piapro.jp/t/jS5i

<補足>
親友三人の少女。世には終末思想が蔓延る。
三人とも違う国で、とある思想の違う二国が開戦。親友二人が戦い合うのを止められないもう一人の少女、しかし最後には――
と言うストーリーです。

説明書いてて小っ恥ずかしい(汗)
折角三人いるのだから三人出演する歌が書きたかった。

閲覧数:309

投稿日:2014/09/27 23:42:58

文字数:1,258文字

カテゴリ:歌詞

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