拝啓、私の春へ
出会いは突然で
言い換えてみれば運命みたいで
貴方と一緒にいるだけで、楽しかった。
生きてる実感がもてた
だけど貴方は残酷に、私の知らない顔で
「大事な人、出来たんだ」
あぁ、その人は私よりも大事な人?
貴方といた年月、貴方に心を捧げた時間
それなのに、それなのに。
さよならしなきゃ
さよならするの
私が見たくないから。
私が知りたくないの
私がこれから知らないことが沢山増える未来なんて。
どうして。どうして?
どうして私じゃだめだったの
ねぇ、ねぇ、苦しいよ
私は1人
貴方は2人
だからサヨナラしましょう
私は冬の中
貴方は春の中
「貴方」と過ごした時間は紛れもなく
私の「春」でした。
さよなら、ありがとう
拝啓、私の愛した春の君へ
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