閉じ込められた、この暗い部屋に
どのくらいの時間が経ったのだろうか
それすらも分からなくて 嗚呼
僕はどうして此処に居るのだろう

ただただ怖くて、恐ろしくて
僕の存在が消えてしまいそうで
「誰か僕を」「覚えていて」
僕の頬を涙が濡らしてゆく

――僕のこと、覚えてる?

眩しい太陽も 穏やかな月の光も
僕のもとには届かなくて
暗く遮られた檻
同じ型にはまり続ける毎日
本当の僕は何処だろう
誰か、誰か

――知ってるよね?


知っていた、僕が何なのか
一生此の場所から動けないことも
定めに産まれた 嗚呼
僕が此処に居続ける意味を

何か意味があるのだろうか
僕を此の場所に縛り付けること
「どうして」「此処に――?」
誰か僕に教えて下さい

――僕はね、あのね

ざわめく人の声、静かな“こちら”側
にぎやかな景色を見つめる
膝を抱えて過ごす日々
同じ所しか見えない此処から
本当の僕を捜しに
嗚呼、嗚呼

――捜しに、行くよ?


人々を下から見上げる僕
それに気付かない人々
何処に居ても、何も変わらなかった

――僕は、もう

眩しい太陽も 穏やかな月の光も
僕のもとには届かなくて
暗く遮られた檻
同じ型にはまり続ける毎日
本当の僕は何処だろう
誰か、誰か

――僕を忘れないで

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

檻の穴

KAITOって書いてますが男声ならなんでもいいと思います。
マンホールです。
もし気に入っていただけたら嬉しいです。

閲覧数:63

投稿日:2014/10/18 18:47:28

文字数:547文字

カテゴリ:歌詞

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