「…てめえ、俺をじろじろ見て何してんだ?」
俺は目の前に居る馬鹿(ガルト)に話しかけた。
「いや~、あのさ?アクアって、女…だよな?」
「ああ、そうだが?」
今の俺はララと別固体だから悪々。
それにしても、結構失礼な質問だな。
「女ならさ…もう少し女っぽくしたほうが良いんじゃないか?」
「俺は別にこれでも支障は無いし、それに、ラルにはこのままで良いって言われたしな」
「何でだ?」
「鈴音のキャラが釣り合うとさ。ルルは普通より少し暗めのヤンデレ。ララは元気な普通の少女でデレデレ。LENは普通の少年で妙にシスコン。俺は男勝りな少女でツンデレとさ。でもな~。俺、ツンデレじゃねえと思うんだが」
「ツンデレにはすごく共感するけどな~」
馬鹿はそう言った。
「だ、だれがつんでれじゃあ!!!」
「そこそこ~☆」
「で、用件はそれだけか?なら俺は行くぞ」
「あ~!!待って!」
馬鹿が俺を呼び止める。
「だからなんだ!!」
「ちょっとさ、お願いしたい事があるんだ」
「何だ」
俺は馬鹿を見る。
「相談に乗って欲しい!!」
「はあ!?」


「べ…別にお前の相談に乗る為に此処に来たんじゃないからな。丁度。そうだ。ちょう~どララに此処におつかいを頼まれたんだ。これはそのついでだ」
「来たツンデレー!!!」
「黙れ」
「分かりました…」
「で、相談って何だ」
俺は今馬鹿の家に来ている。
という事は、アリーさんの家だ。
まあ、同じマンションの中だからそう大して変わらないが。
「ああ、最近、さ。妹に避けられてる気がしてさ…アクアに相談に乗って欲しいんだ…」
「自分で考えろ」
「え、ちょ!!」
「はあ…お前が…えっと…何か変なスイッチ押して女になれば良い」
俺は淡々と馬鹿に助言した。
「何だ…不満か?これが正論だと思うが」
「不満たっぷりです…」
「じゃあ、何が条件なんだ?」
「実は…俺がちゃんと男として妹に、メミグに慕って欲しいんだ」
「無理な願いだな。じゃ、俺は帰る」
俺が帰ろうとしたその時。
「待って!!その願い。私が叶えてあげる!!」
現れたのは、何か妖精みたいな服装をしたララだった。
「ララ…てめえ、何して「私はララじゃない!!えっと…愛の妖精第一号!」
「第一号…?」
「そうよ!他にも妖精は何十人も居るのよ!」
こいつ…自分が出来なかったときには別に人(ララ曰く妖精)に頼む気満々だろ…。
「じゃあ、私が相談に乗るね!」
「じゃ、俺は帰る」

帰り際に俺はある者を馬鹿にわた…投げた。
「な、何だ?コレ…『兄と妹の付き合い方』?」
「たまたま…前にたまたま本屋で見つけただけだからな!!べ…別にお前のことを思って探したんじゃないからな!!!ま…また来るわけ無いからな!!!」


「素直じゃないねえ…アクア」
「でも…これは少し間違ってる気がしますが…」

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  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ある日の真音家 アクアの相談室(ツンデレ少々)

アクアメインの話が書きたかったんだ☆

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投稿日:2011/09/25 19:48:03

文字数:1,184文字

カテゴリ:小説

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