Herald


雪は止み 真白に燃える
魂の帰り着く夜半
揺れる 静寂 ひとつ
青く 溪の空気は密か
悴む葉で 木立は 騒めき合い
白く足跡は闇へと消えーーー

おお わたしは
おまえに 会いたかった

吹き過ぎる夜風が
この 愉しいのを 隠せば

雲が晴れ
ほのか笑う
雪の下 始まる呼吸らと
静かな 真昼の澱に
プリズムの雪は夜を散らしーーー

冬のあいだ
真直ぐに 微かな火を
夜の向こうから 灯すため来る
春の使者よ
しあわせは いま いずこか?

わたしらは 火の傍
そして 春まで語らう

〜〜〜

ゆきはやみ
ましろにもえる
たましいのかえりつくーよわ
ゆーれるせいじゃくひとつ
あおくたにのくうきはひそか
かじかむはでこだちはざーわめきあい
しろくあしあとはやみへとーきえ
おおわたしは
おまえにあいたかーった

ふきすぎるよかぜが
このたのしいのをかくせば

くもがはれ
ほのかわらう
ゆきのした はじまるいきらと
しずかな まひるのおりに
ぷりずむのゆきはよをちらし
ふゆのあいだ
ますぐにかすかなひを
よるのむこうからともすためくる
はるのししゃよ
しあわせはいまいずこか

わたしらは
ひのそば
そしてはるまでかたらう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

Herald

torekuru様に宛てて書いたものです。

閲覧数:316

投稿日:2020/01/20 07:05:25

文字数:522文字

カテゴリ:歌詞

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