君がいた。
私がいた。
誰かが言った。
「あの子嫌い」

見えた空歪む
目の前ぶれる
重くのしかかる
鼓動がひとつ
私を真っ白にした

ふらつく足元
定かでない記憶
見下ろした景色
失った感情
私は生きたかった

狂う思考が楽しい
多幸感鈍る正気
隠された刃で
私を切り刻んだら
私はうっすら笑うから

君がいた。
私がいた。
誰かが言った。
「なんでいるの」

君がいた。
私がいた。
君が避けた。
「大嫌い」

止まらない破壊
崩れていく笑顔
消滅したい衝動
この目から流れる
赤い雫が濁った

反響する笑い声
断続的に聞こえる
眠りにつくたび
永遠を祈る
大嫌いな君と朝

君がいた。
私がいた。
君が笑った。
「手遅れ」

君がいた。
私がいない。
君がいた。
「さよなら」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

破壊

事実の中にある一部の記憶を簡単にしてみた。

閲覧数:42

投稿日:2010/08/29 16:20:32

文字数:343文字

カテゴリ:歌詞

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