階段を下りて、リビングに行くと、さすがメイコ姉。もうすでに準備が終わってみんなが来るのを待っているようだった

メ「あ、リンとレンもう準備は終わったの？」

レ「うん終わったよ。ミク姉とカイト兄は？」

メ「まだきてないわ。もうそろそろくると思うから、もう少し待ってましょう」

ミク姉たちを待って２０分、なかなか来る気配がないんだけど、ミク姉たちはなにをやっているのか・・・

メ「まったく・・・遅いわね２人とも。ちょっと呼んで来るわ。待ってて」

リ「うん」

そう言うとメイコ姉は２階に行った。

レ「それにしても、カイト兄ってくじ運いいのかな？くじ引きで１等ってあんまないよな」

リ「うんすごいよねー。あとさ、泊まるところって旅館かな、きれいなホテルかな？」

レ「たしかにね、どっちなんだろ」

リ「っていうか何してんだろカイト兄たち」

レ「あ、メイコ姉来たよ」

メイコ姉に続いてカイト兄、ミク姉もおりてきた。

レ「カイト兄たち、なにやってたの？遅いね」

カ「ごめんねー。アイスかばんに入るか試してたんだけど、なかなか入らなくて」

ばかだろカイト兄、さすがバカイト兄

リ「もしかして、ミク姉もネギを？」

ミ「えへへ・・・よくわかったね」

・・・ミク姉もかよ、だいたい旅行なんかにネギとアイスって。ないだろ。俺でもバナナもってかないもんな。

メ「えー、みんなそろったから、車に乗るわよ」

リ「え、でもロードローラーは２人しか乗れないよ」

メ「そっちじゃないわよ！普通の車よ！」

リン、俺はリンの味方だ。俺もロードローラーかと思ったから。

カ「じゃあ荷物車に乗せよう。トランク開けるから」

ミ「わーい」



みんなの荷物を車に乗せて、ようやく出発できるようになった。
車を運転するのはメイコ姉とカイト兄の二人。最初はメイコ姉で、交代しながら運転するらしい

メ「みんな乗ったー？」

レ「うん、みんないるよ」

うちの車は６人乗りで、前の運転席にメイコ姉、助手席にカイト兄、その後ろにミク姉とリン、俺が後ろで１人。うん。これはちょっとさびしい気もするけど、まあ仕方ない。

メ「よし、じゃあ出発進行ー！！」

メイコ姉の声がかかって、ようやく出発した。