いつか終止符を打たなくっちゃ
僕らの錆ついた毎日に
新しいことだけを探し続けていたけど
今は同じことのほうが落ち着く気がするんだ
心臓が打ち抜かれても笑い続ける根性を
持ち合わせているわけでもないのに
必死にあがいて楽しく生きようとしている
「諦めろ」なんて聞こえない
ただあるのは静寂の館
手に入れたものを振り払って
前だけを見つめ続けて
いつ過去の冷たい人生を終わらせる
漠然とした太陽炉を爆発させ
僕らの人生が吹き飛んで
日常の中で迷い続けている感覚だけ
生き残るために必要なことなんて記憶にすらない
心臓が飛び出しても生き続けられる根性も
どこかに忘れてきただなんて適当に
「消えちゃえ」は経験ないから
質素と静寂の塊
初めから手なんかなくて生きているのに
心臓もなさそうな気しかしないの
冷酷非道な未来が私を終わらそうとする
心臓も持ち合わせていない悪魔の天使が
私の今までをベンゼンでかき消そうとする
「初めから」何も始まっちゃいないのに
背徳の恐怖心がほほ笑んで
私もない手を振って笑うから
いつかのように終わらせるから
終着駅不明回路をたどる脳みそ
永遠永久久しく別れて
終わりを告げる閑古鳥の
烏の泣きまねをひたすら真似して
―――バカみたい―――
ない口開いてそういうのよ
バカみたいでしょ?
ない足で立って
ない手を振って
ない鼻で息をして
ない口で開いて
ない心臓で血液まわすの
筋肉・骨・皮・血管・贅肉
静脈・動脈・毛細血管
ヘモグロビンも足りてないや
掛け算できないのに割り算得意だよってほらふいて
笑い物になんかなりたくないって騒ぐんだ
頭が偉いとか経験ないけど
頭がバカとか意味知らないし
難しい日本語理解してる時点でそれすなわち天才
・・・ない頭でね
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