「レーン、お酒持ってきてぇー」
 「俺にはアイス!」
 「ネギお願いv」
 「マグロを」
 「あたしにはみかんねっ♪」
 
 毎日のことだが、こいつらは俺をなんだと思ってるんだ・・・
 
 「なにって・・・子供以外になにがあるのよ」
 「なっ!メイコ姉は俺をそんな風に見てたのか!」
 「14で、身長156って子供以外になにがあるの?」
 「・・・・」
 それだけで子供扱い?性格関係なしに?
 ちょっと、それ酷くないですか、メイコ姉さん
 「ミク姉やリンは俺をなんだと思って」
 「えーっと、弟・・・?」
 「奴隷・・・じゃなくってあたしの大切な弟に決まってるでしょ!」
 「ちょっと待て。リン、最初なんて言った?」
 「ルカちゃんとカイト兄はレンのことどう思ってる?」
 スルーですか?
 大切な弟の質問をスルーしやがった!
 「どうって・・・私にとってみれば先輩ですが、やはり子供・・・というか、弟でしょうか?」
 「俺にとっても、そうかな」
 弟・・・
 「つまり、あれか?みんなは、俺をガキだと?」
 「「「「「うん」」」」」」
 なっ!全員一致でっ∑(・Д・)
 「・・・なんで、弟だからという理由でパシられなければいけないんでしょうか?」
 「「「「「一番下だから」」」」」
 おまっ!また全員一致!?
 メイコ姉やリンならまだしも、ミク姉やルカ姉まで!?
 ・・・・・・・・
 「うっ、みんな嫌いだああああああああああああああ!!!!!!グレてやるうううううううううううううううううう!!!!!!!!うわあああああああん!!!!」
 「あっ、レン!」

 ・・・・俺は今、真っ暗な部屋にいる
 ちくしょ、みんなして俺を子供扱いしやがって・・・
 バーカバーカ
 「レーン、入るよぉーって暗っ」
 「・・・なにしにきやがった」
 「なんか、口調変わってない?」
 「うるさい、このぺったんこ」
 「なにぃ!!」
 「俺なんて、どうせ、お前らの奴隷ですよーっだ。一番下だからって奴隷にされる末っ子の気持ちなんて、お前らには分からないんだ」
 「はぁ。いいじゃない、それだけ頼りにされてるってことでしょ?」
 「ふざけんな、ぺったんこ」
 「ふざけてないわよ。それと次ぺったんこって言ったら、ぶっ飛ばす」
 頼りにされてる?ふざけんな
 パシられてるだけじゃねーか
 「レン、前向きに考えなよ」
 「・・・・・・」
 「そんな風に後ろ向きになってるのって、らしくないわよ」
 「パシってる本人がなにを言う」
 「うっ・・・それは・・・ごめん」
 「・・・もう、いいよ。リンの言うとおり、こんなの俺らしくないよなぁ」
 「そうそう^^」
 「でも・・・メイコ姉達はともかく、あのバカイトにガキ扱いされたのが一番腹立つっ!!」
 「それだったら、見返してやればいいのよ♪」
 「そう、だな」
 俺はそう言って、リンとともに部屋を出た
 
 そして・・・
 「ぎゃああああああああああ!!!なんで、俺だけ!?」
 「カイト兄にガキ扱いされたのは一番腹立つからっ!」
 「そんな理由でロードローラ持ってくるなああああああああ!!!」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

弟だから

なんだ、この微妙なオチは・・・

やっぱり、苦労人レンを書くのはとても楽しいです^^
一番下っていうのがもう、S心くすぐr(ry
そんでもって、やっぱりレンの八つ当たりの方向は兄さんのようですね☆
最後のは、リンも一緒に乗っています♪

おまけ
リン「やっぱ、一回殴らせろ」
レン「え?なんで?」
リン「2度もぱぺったんこって言ったから♪」
レン「いや、だって、次言ったらって」
リン「いいから、殴らせろ」
レン「・・・・ダダダダダダダ!!!!(←逃走)」
リン「待てやあああああああああああああ!!!!」

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投稿日:2009/04/11 22:56:43

文字数:1,318文字

カテゴリ:小説

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