大きなのっぽの古時計
逆さに針を巻く古時計
世界が揺れる百年間
いつも動いてた運命の時計


赤ん坊の生まれた朝に
動き始めた長い針
今はまだ動かない
零時の少し前指したまま


もしも零時を指したなら
世界に破滅が訪れる
地獄の火よりも恐ろしい
焔が命を焼きつくす


大きなのっぽの古時計
滅びを刻む古時計
大国同士が争っていた
あの日も動いてた運命の時計


平和が続けば針は戻り
戦が来れば針が進む
今はまだ動かない
零時の一分前指したまま


知性の闇が吐き出した
滅びを招く強い武器
勝つことだけを夢見てりゃ
やがて自分も焼けてゆく


百年休まずに チクタク チクタク
行きつ戻りつ チクタク チクタク


とうとう誰かが チクタク チクタク
スイッチを押した チクタク チクタク


チクタク チクタク ボーン・・・ボーン・・・


大きなのっぽの古時計
ベルが鳴った古時計
今はもう動かない
零時を指して動かない

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

連作「戦争」3 「大きな古時計 ~The Clock Of World 's End~」

テーマ「戦争」の3作目。

世界のどこかにあるという、不思議な逆さ周りの時計。もしもその針が時計回りに進んだときには・・・

童謡・大きな古時計をもとにした、終末時計を歌った詩です。核戦争の脅威を針で示す時計のモニュメントで、零時は人類の破滅を指しています。

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投稿日:2013/04/02 22:15:01

文字数:415文字

カテゴリ:歌詞

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