ああ、私また間違えちゃった？
久々のデートは泡と消え身体に咲いてく赤い花
ああ、ごめん。また間違えちゃった？
言いつけ守ってもどこかが抜け落ちていたのね。
ねえ、次はいつ頃帰るの？
会えない日が続いてきてあなたが心配だから、
…ああ、ごめん。また間違えちゃった。
わかった、もう何も聞かないよ。

ガラスの靴が合わない私はあなたにとって不要な物で
カボチャの馬車も魔法のドレスも初めから持ち合わせていやし無いから
それでも出しゃばる承認欲求の果て得た愛の言葉は嘯き？
わかってる、それでも溺れていくのね。

ねえ
もっと愛(いたく)して
もっと束縛し(しばりつけ)てよ
また私が逃げ出さ(まちがえ)ない様に
もっと愛(いたく)して
もっと感じさ(くるしま)せてよ
まだあなたに私満たされていたいの

ああ、私また間違えちゃった？
音信不通のまま疼き出す身体に残ってる青い花
ああ、私まだ大丈夫だから。
慰めたところで意味なんてないの。

魔法の鏡に呼ばれない私はあなたにとって紛い物で
毒のリンゴも焼けたヒールも受け入れても振り向きはし無いから
それでも出しゃばる群疑満腹の果て突いて出た言葉は強がり？
わかってる、それでも求めているのね。

ねえ
もっと愛(いたく)して
もっと束縛し(キツくしめ)てよ
また私が逃げ出さ(まちがえ)ない様に
もっと愛(いたく)して
もっと感じさ(くるしま)せてよ
まだあなたに私満たされていたいの

ねえまって　違う可哀想なんかじゃないわ
私はあの子とは違うから
12時の魔法が解けても迎えがない打ち捨てられた私は
誰からも愛される訳がない
これじゃあただの灰被りじゃない

ねえ
もっと愛して
もっと関心してよ
もう私ただの人形でいいから
もっと痛くして
もっとキツく締めてよ
まだあなたに私縛られていたいの

もっと痛く(あい)して
もっと拘束し(かんじさせ)てよ
もう私何もわからなくなりたい
もっと酷く(あい)して
もっと傷跡残し(しるしつけ)てよ
ただあなたで私満たされていくの

(以下、読み全部「あいして」)
もっと痛くして
もっと拘束して
もっと傷つけて
もっと殴打して
もっと侮辱して
もっと凌辱して
もっと姦して
もっと汚して
もっと扼して
もっと犯して
もっと壊して
もっと殺して

「　　　　」

…