-----------新世界へ---------------

不安だった毎日が　それとなく変わった
天使が現れて　ハンバーガーを貪ったから
その光景を絵本にしたら　誰も信じなかった
自然だよね　だってそうだよね　天使なんて（存在）いないんだもの

世の中は一体何を信じているのだろう？
どうすれば振り向いてくれるの？

ある有名な音楽家は、奏でることが出来たから
ある凶悪な犯罪者は、人を陥れることが出来たから

でも、だから？僕は何も感じないんだよ
貴方の音さえも、貴方の恐怖さえも
ただ、ただ、時間が過ぎてくだけで
伝わらないんだ　貴方達がそこにいるだけ
・・・それだけなんだ


夢の中で語っても　笑い話にもならないよ
そう、君が言った・・・まだ、この頭が覚えている
問いかけた問題のコタエに　イミなんてなかったのは
あたりまえで　考えても仕方なく　コタエなんて（無意味）なかったんだもの

初めから仕組まれているレールに乗りたかった
努力や才能なんて必要なのか？

ある非力な能力者は、スプーンを曲げられたから
ある無能な笑い者（ピエロ）は、笑わすことが出来なかったから

だから、今の君がいるんだよ　簡単だった
努力した後に実った力も、信じ続けただけのおばかさんも
そんなに、大して変わらないさ　
そんなもんさ　結果がそこにあるだけ
・・・なぁ、そうだろう？

ある平穏な創造主は、人を好きになるようにと君を作った
ある迂愚（うぐ）な現代人は、それを認めようとはしなかった

だけどね、この話は、コレでおしまい

だって、終わりが描かれない絵本だもの
君が、この続きを描きたいのなら
どうぞ、お気の召すまで

真っ白い　真世界を・・・彩ってください