その日の放課後。
って言っても説明やら配布物があったぐらいだったからすぐ終わった。
「よろしくね」
「うん!」
私は2人にルカを紹介した。
「・・・」
ただ一人、レンだけ何も言わずルカを見てボーっとしていた。
「レン君?」
「ふぇ!? あっ・・・よろしく」
気のせいか顔を赤らめ、鼻の下が伸びてるように見えた。まあ、理由は簡単。
「レン‥まさか‥」
「なっ‥んなワケねーじゃん!あれは‥だから‥」
「まだ何も言ってないし」
「なっ‥ちがっ‥」
わかりやすい。そして可愛い。
そんなたわいない会話をしながら下校。
「じゃ、私達あっちだから」
「うん。また明日」
双子と別れ、桜の花びらが舞ういつもの道を歩む。
「早速友達出来て良かったじゃん」
「妬いた?」
「‥ちょっとね」
まだあの時はお互い笑ってた。
こんな日が永遠と続けば良いと思ってた。
「新学期早々だが、転入生を紹介する」
朝のホームルームで先生から告げられる。
「今日からこのクラスに入る‥」
「氷山キヨテルです。」
先生が紹介する前に自分から名乗った。
そう、思えばこの日が始まりだった。
コメント0
関連動画0
オススメ作品
君の神様になりたい
「僕の命の歌で君が命を大事にすればいいのに」
「僕の家族の歌で君が愛を大事にすればいいのに」
そんなことを言って本心は欲しかったのは共感だけ。
欲にまみれた常人のなりそこないが、僕だった。
苦しいから歌った。
悲しいから歌った。
生きたいから歌った。ただのエゴの塊だった。
こんな...君の神様になりたい。
kurogaki
8月15日の午後12時半くらいのこと
天気が良い
病気になりそうなほど眩しい日差しの中
することも無いから君と駄弁っていた
「でもまぁ夏は嫌いかな」猫を撫でながら
君はふてぶてしくつぶやいた
あぁ、逃げ出した猫の後を追いかけて
飛び込んでしまったのは赤に変わった信号機
バッと通ったトラックが君を轢き...カゲロウデイズ 歌詞
じん
【ライフ】
よるとあさの隙間をなか
散らばった欠片さがしてる
なくしたのは何回目だっけ?
血走った醒めない眼と
患った心の病が
答 たどり着く道 塞いだ
欲張ったままの箱のなか
吐き気を催す空気も
すっかり慣れてしまい...ライフ:歌詞
みらう
意味と夢と命を集めて
作られてしまって身体は
終わった命を蒸し返す機械らしい
【これは彼の昔のお話】
人一人は涙を流して
「また会いたい」と呟いた
ハリボテの街の終末実験は
昨日時点で予想通りグダグダ過ぎて
その時点でもう諦めた方が良いでしょう?
次の二人は 街の隙間で...コノハの世界事情 歌詞
じん
ゼロトーキング / はるまきごはんfeat.初音ミク
4/4 BPM133
もう、着いたのね
正面あたりで待ってるわ
ええ、楽しみよ
あなたの声が聞けるなんて
背、伸びてるね
知らないリングがお似合いね
ええ、感情論者の
言葉はすっかり意味ないもんね...ゼロトーキング(Lyrics)
はるまきごはん
6.
出来損ない。落ちこぼれ。無能。
無遠慮に向けられる失望の目。遠くから聞こえてくる嘲笑。それらに対して何の抵抗もできない自分自身の無力感。
小さい頃の思い出は、真っ暗で冷たいばかりだ。
大道芸人や手品師たちが集まる街の広場で、私は毎日歌っていた。
だけど、誰も私の歌なんて聞いてくれなかった。
「...オズと恋するミュータント(後篇)
時給310円
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想