あなたと初めて会った とある日の帰り道
何気ない日常を 切り取った景色の片隅

「かわいがってください」 そう書かれた箱の中
幼さ残る仕草で 無邪気に笑っていた

日向ぼっこしてたね いつの日も庭の陽だまりで
もう一人じゃないから 雨の日も風の日も強くなれる


何も憶えてないけど 気付けば広場で箱の中
通りすぎる雑踏と ぼんやり雲を眺めてた

立ち止まった人影に 気丈に笑ってみせたけど
本当は寒さに震えて お腹も空いてたんだ

並木道を横切る いつの日も通る散歩道
たった一つの手綱で 誰よりも何よりも信じあえる



あれから月日は流れて あなたはすっかりおじいちゃん
あれだけ好きだった散歩も なかなか行けなくなったね

ねぇ神様どうして 二人の間にはこんなにも
流れる時間が違うの? ずっと離れたくない

虹を越えて星になる いつの日も笑顔をありがとう
あなたがくれた思い出 胸に抱いてどんな日も生きてゆける


あれから月日は流れて 僕はすっかりおじいちゃん
あれだけ好きだった散歩も なかなか行けなくなっちゃったね

もうすぐ僕は雲の上 虹の橋を渡って
残された時間はあと少し せめてそばにいさせて

みんなとともに過ごした 一つ屋根の下であの日から
たくさんの温もりをありがとう いつの日もいつまでも見守ってるよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

犬と私

「犬と私」 の歌詞です。
ペットとしての動物を飼うこととはどういうことかを少しでも感じ取ってもらえれば嬉しいです。

閲覧数:1,129

投稿日:2023/09/28 01:48:30

文字数:565文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました