ああ 震える指で 奏ではじめた 心のピアノ
あの日には 分からなかった
切なさのループ 思い出すたびに

いつも通りの 横顔なのに 眼差しなのに
街路樹のイルミネーションに
弾むリズムに 早まる鼓動

白い粉雪が 舞い降りはじめる別れ際
もう 会えなくなるような
気持ちになるのは 胸が痛むのは

今 あなたの声を聞かせて 積もり出した雪で
街の雑踏も その心も 静寂と化す前に
吐息の白さみたいに 独りぼっちの部屋で
消え入るほどの メロディの名は 片恋ピアニッシモ

そう ふざけあってた ふれあいの意味 なぞり始めた
今もまだ 胸の五線譜
遠ざかってく あの日をリフレイン

「寒くないか?」とか
キャラじゃないよと はぐらかすけど
もう 心かき乱す マフラーの匂いと ぬくもりがずるい

今 あなたの視線の向こうが 見えなくなってゆく
凍える夜が 窓ガラスを 曇らせてゆくように
昨日までの二人には 戻れなくなること
怯えるけれど 竦(すく)むけれど 想いはクレッシェンド

ねぇ 冷たくなる風 左腕を掠(かす)めるたびに
そう 胸を駆け巡る
あなたの優しさ あなたの微笑み

今 あなたの声を聞かせて 積もり出した雪で
街の雑踏も その心も 静寂と化す前に
タイトルとは裏腹に 微熱よりも高く
恋に染まった 走り出した 熱情はフォルテシモ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

片恋ピアニッシモ

neXusさんの歌詞募集に向けて書いてみました。

時間軸が行ったり来たりしたりして、分かりにくいところもあるかもですが、よろしくお願いしますm(_ _)m

閲覧数:355

投稿日:2016/11/07 23:20:24

文字数:574文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

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