滲む群青、どうか此の儘溶けないで
もう一生何處にも行かない傷ばかり
私は逡巡して

白む梔子、どうぞ其の儘咲ってて
より一層可愛く映った嘘ばかり
零れたひと、散り時

貴方以外の救いなど要りません
長い睫毛がまた明日も濡れたならいいですね
揺蕩う声は恐らく今日限りで
二十五時には別の人に成っている、成っている
当たり前のように


移る残り香、どうか是以上行かないで
もう相当浸透しているものだから
私は熟れ落ちて

燻る亡骸、どうぞ其の場でじっとして
金輪際何方も勝手に触れないで
揺らいだひと、麗か

貴方以外の光など要りません
下りた瞼がまた明日もお元気であるように
逆らう波は即ちあの純情
日が沈む頃凝りもせずに呼んでいた、呼んでいた
慈しみに似せて

貴方以外の救いなど要りません
莫迦な小指がまた明日も絡むなら幸せね
揺蕩う声は殆ど永遠で
純潔な絵に凭れながらさよならを、さよならを
手遅れになる前に

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

云わないで

唇が爪弾く

閲覧数:858

投稿日:2011/08/28 19:54:21

文字数:407文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

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