滲む群青、どうか此の儘溶けないで
もう一生何處にも行かない傷ばかり
私は逡巡して
白む梔子、どうぞ其の儘咲ってて
より一層可愛く映った嘘ばかり
零れたひと、散り時
貴方以外の救いなど要りません
長い睫毛がまた明日も濡れたならいいですね
揺蕩う声は恐らく今日限りで
二十五時には別の人に成っている、成っている
当たり前のように
移る残り香、どうか是以上行かないで
もう相当浸透しているものだから
私は熟れ落ちて
燻る亡骸、どうぞ其の場でじっとして
金輪際何方も勝手に触れないで
揺らいだひと、麗か
貴方以外の光など要りません
下りた瞼がまた明日もお元気であるように
逆らう波は即ちあの純情
日が沈む頃凝りもせずに呼んでいた、呼んでいた
慈しみに似せて
貴方以外の救いなど要りません
莫迦な小指がまた明日も絡むなら幸せね
揺蕩う声は殆ど永遠で
純潔な絵に凭れながらさよならを、さよならを
手遅れになる前に
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ブクマつながり
もっと見るもうなんにも聞こえない、ね。
どうしてだか君を待ってる
そして声を失くすから
ささくれだった雨の夜を
すくって、すくって
突き刺すような馨りはあの日の群青
戻れないの?ああそうさ、戻らないよ
嘗て憶えた名前を繰り返し た
「早くふやけてしまえよ。」
嘘まで吐いて。...花底に水の束
かぼちゃを下さい
もしも あなたを海が
深く沈めてしまったら
投げた四肢に 体温を 削り取って与える
灰を 悲しい風が
遠く攫ってしまったら
冷えた骨に くちづけを 繰り返して眠ろう
降り注ぐ光が わたしを照らしても
風化したそれでは 呼吸ができなくて
あの器具で生かして
有り触れた気休めで良い...光合成
かぼちゃを下さい
あの愛情 そんな口上
わたし受け入れず あなた押し付けず
柔軟なミステリアスボーイ
お前じゃなきゃ駄目って云う癖に
お前がいいんだよって云う癖に
傷付け合ったわからずや
「やさしかった」じゃ意味無いや
曖昧 三センチ
まだ 心地良かった 日を覚えてる
その感情 どんな対応?...曖昧センチメートル
かぼちゃを下さい
掻き集めた理想郷を
組み立てた檻で
わたしはまた 弱く、囀った
止め処ない雨の中
絞められた首に
もう少しだけ 強く、残ればいい
消せないように。
昨日以上が無いのなら
昨日以上は要らないから
あ、終わってく...それは確かな愛でした
かぼちゃを下さい
わたしの瞳がビデヲだったら 良いのに
それなら何一つ零さずに
あなたを此処に写し取る
わたしの瞳がカメラだったら 良いのに
それならシャッターを切る度に
あなたを切り取り、残せた
あなたの癖を覚えましょう
離れていても大丈夫なように
あなたに花を捧げましょう
今では悲しくなるだけの...花とレコード
かぼちゃを下さい
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