貴方が抱いた淡い期待は
儚く呆気なく終焉を迎えた

涙を流す間もなく
無くしてく想いを
守れなかった記憶は
遂に冷たい闇の中 沈む

紫の空を見上げて
独り溜め息 その眸に宿るのは
懐古か後悔なのか…
只 私は見守るしかない

今生の別れに 言の葉が咲いた
浮わつく心を 扇子でソッと隠す

艶めく椿馨る黒髪を
牡丹柄のつげ櫛で梳かす
その手が震える理由は…
聞かない事にしましょう

背中越しの視線
刺す痛みに 戸惑うのは
愛せない貴方を
どうしようもなく愛してしまったから

焦がれる程の恋情は知りたくない
物事は軈て 儚く消え逝くものだから

そこの角を曲がったら
頬を染める貴方がいて
分かっている 分かっているのに
知らぬ振りで誤魔化す
弱気、後ろ向き、無口で滑稽だわ
私も見えない時の流れに
身を任せ この想いを融かしたい
あの川に身を投げた貴方の様に

貴方が抱いた淡い期待は
儚く呆気なく終焉を迎えた

涙を流す間も無く
絶えていくあの人を
救えなかった記憶は
あな悲しや 私を責めてく

貴方が抱いた淡い期待は
儚く呆気なく終焉を迎えた

想いを告げる事なく
絶えてしまった貴方
満たされなかった想いが
また貴方を追い詰めていくの

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

禁忌恋慕

軈て=やがて
牡丹=ぼたん


平安時代辺りに、お姫様に仕えていた女とそのお姫様のお話。
相思相愛なのに、想いを告げることが叶わず、意志疎通することなく別れた女の子同士の悲恋物語。

とは言え、↑の内容のが歌詞にちゃんと表現出来ているか、伝わっている自信はないですが、何かしらに使って頂けたら幸いです。


ボカロキャライメージは巡音ルカと誰か。

メイコかリン辺りを想像してますが、ご自由に妄想して下さいませ。

閲覧数:115

投稿日:2011/02/23 17:01:17

文字数:524文字

カテゴリ:歌詞

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