いろはにほへと ちりぬるを


今宵も私は、ただただあのお方の帰りだけを待つ。
誰よりも美しい男。


そして私は今、あのお方の所有物となっている。

あのお方の側にいれることは、少しも嫌ではなかった。
今までの生活よりは、格段に平和なのだから。
毎夜毎夜、初対面の男どもに貼り付けただけの笑みを見せていたあの日々。
それに比べて、今はたった一人。しかもその相手はあの大金持ち。
何故私のような女が見初められたのかは知らないけど、
これ以上に運の良いことはこれから先ないだろう。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

いろは唄自分的解釈途中経過

閲覧数:425

投稿日:2012/06/15 23:48:04

文字数:241文字

カテゴリ:小説

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