空を歩くならきっと足跡は残らない
宇宙空間の揺りかごに子守歌は届かない
それが終わりへの道しるべだとしても
雲の向こう側に星の向こう側に遠く
回れ右した人たちが重力に彷徨ってる
冷たいため息で悴む手はひび割れていく
それが途切れた夢の跡だとしても
色の向こう側に虹の向こう側に消える
熱を帯びるかどうかなんてどうでもいい
喉をふるわせたのはきっといたずらな気持ち
寂しさの反動で逃げ出したい心地を声にして
路地裏にそっとこぼすように歌ったんだ
振り返ったのは君ひとりなんて
夢を目指してもきっと賞賛は得られない
ステージ上のインタビューに金縛りは似合わない
ここが終わりへの発射台だとしても
時の向こう側に明日の向こう側に眠る
利口な子どもたちが無力に苛まれる
朽ちてく無謀さで汗ばむ手は滑っていく
そこに忘れた夢の音だとしても
意志の向こう側に君といたいそばに会える
熱を奪うかどうかなんてどうでもいい
足を踏み出したのはきっとよこしまな気持ち
悔しさの反動で蹴り出したい自分を音にして
暗闇にそっと散らすように歌ったんだ
見つめてたのは君ひとりなんて
理由を意味をコンパスで描いた喜びを
台本通りの楽しさをぎこちない笑顔で
間違いじゃないんだから考えなくていい
言葉の意味を知ってはいけないと何度も
映える輪郭を無視してキモい曖昧と踊ろう
知らない曲を歌って空気をぶち壊してやる
同意するだけの内輪ウケ契約は未完了です
おそろいが必要なの?一緒だね私もキツいよ
そこに価値を求めても意味が無いのなら
地図を燃やし靴を脱ぎ標識を間違えよう
見たことのない世界を知りたいならすぐ
逆へ行くバスへ乗ってみればいい終点へ
みんなが見てる相談相手は君を知らない
熱を帯びるかどうかなんてどうでもいい
喉をふるわせたのはきっといたずらな気持ち
寂しさの反動で逃げ出したい心地を声にして
路地裏にそっとこぼすように歌ったんだ
熱を奪うかどうかなんてどうでもいい
足を踏み出したのはきっとよこしまな気持ち
悔しさの反動で蹴り出したい自分を音にして
暗闇にそっと散らすように歌ったんだ
振り返ったのは君ひとりなんて
見つめてたのは君ひとりなんて
そこにいたのは君ひとりなんて
その幸いが雲の隙間で小さく輝いた
目を閉じても消えることなく灯って
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