※『シャングリラ』シリーズの流れを汲んでいます。
ご存じない方は、先に本編を読んでいただくことをお薦めします。
シャングリラ・ある日のひとコマ⑯
「うーん、」
「…篠武さん、それは何ですか?」
「これ?甘口の白ワイン。正隆さんが貰ったらしいんだけど、ワインは得意じゃないって、こっちによこしたんだ、」
「篠武さんは、お酒飲めるんですか?」
「少しはね。あんま強くはないんだけど、」
「…それ、飲むんですか?」
「どうしようかな。…たまには飲みたいし、飲んでもいいよね。カイトも飲む?」
「オレはアルコールで『酔う』という機能はありませんが、摂取しても特に問題はないので、頂けるのなら飲んでみます、」
「よし、グラス持ってくる!!」
☆☆☆☆☆
「篠ちゃん、いる?さっきの白ワインだけど……って、ななな何してるの!!??」
「んー?あー…正隆さん?何?」
「いや、何?は、こっちの台詞…。カイトの膝の上で寛いでるように見えるけど、首に腕なんか回しちゃって。もしかして、いちゃついてるところを、邪魔しちゃった?」
「ワイン飲んだら、身体に力が入らなくて…支えて貰ってる。…ふぁ、…眠い、」
「ああ、そういうことか。篠ちゃん、お酒弱かったんだね。…じゃ、これどうしようかな。貰ったワインを全部、持ってきてみたんだけど、」
「是非、オレにください!!…篠武さん、可愛いです、」
「…カイトが貰ってどうするんだ?何かよからぬ思考してないか?篠ちゃん、そろそろそこ、退いた方がいいと思」
「ぐぅー、」
「って、すでに寝てる!!??」
「篠武さん…髪、いい匂い。身体、柔らかくて温かい、」
「こらこらカイト!!ここぞとばかりに擦り寄るなって!!早く篠ちゃんを、ベッドに運んであげようよ、」
「普段は勝気な篠武さんが、こんなに無力で甘えてくれるなんて、アルコールって素晴らしいですね、」
「……、(ワイン、全部持って帰ろう。この部屋に置いといちゃいけないような気がする絶対に、)」
ちなみに。ワイン、グラス二杯でこうなった。
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