アイ・ストーリー
第三話「ウィルスにご用心!」 其の二

「えーと、えーと……。まずは……熱を下げなきゃ!」
 私は急いで濡らしたタオルをKAITOの額に乗せた。
「……う……。」
 KAITO……。さっきより苦しそう……。本当に大丈夫なの?
まさか、奏兄さん。二日酔いでいい加減な診察なんて
してないよねー……。
「……マスター……?」
「KAITO!気がついた!?大丈夫!?」
「……あれ……僕……。」
「KAITO、熱出して座り込んでたんだよ。さっき奏兄さんが来て
昨日言ってたウィルスに感染したんだって……。」
「…………。」
「……KAITO?」
「マスター……学校は……?」
「え、あ……わ、私の事はいいから!
私ここに居るから、何かやって欲しい事があったら言って!
……あ、アイス!アイス持って来るね!」
 私はアイスを取りに立ち上がろうとしたら、KAITOが
パジャマの袖を掴んだ。
「……アイスは……いいです……。……マスター……
傍に……居て……欲しい……です……。」
「えっ……う、うん……。」
 風邪のせいかな……。何だかKAITOが弱々しく見える。
……傍に居て欲しいだなんて……。
「……ごめんなさい……マスター……。」
「え、何でKAITOが謝るの?」
「朝……ちゃんと起こせなくて……。マスター……
僕が、風邪……引いたから……学校……休ん……で……。」
「……KAITO……。」
 KAITOは喋ってる途中で眠ってしまった。
 風邪で辛いのに……自分の事より、私の心配するなんて……。

「……私こそ、ごめんね。いつもKAITOに頼ってばかりで……。」

 私は、眠っているKAITOを見詰めるしか出来なかった……。

……続く。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

アイ・ストーリー 第三話 其の二

第三話の続きです。かなり痛い妄想です。><
私がこういう文章書くのは、きっと乙女ゲーの影響だ(汗)。
私の中でKAITOがかなり美化されてる。
こんな奴が家に居たら毎日幸せだと思うよ……!

この話は結構甘い展開になるかと……。
ってか、もうなってるよね~。

でも、後悔はしていない(笑)。

閲覧数:212

投稿日:2009/04/20 16:20:53

文字数:732文字

カテゴリ:小説

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  • beni30

    beni30

    ご意見・ご感想

    こんにちは。
    KAITOがウイルスにかかってからもマスターさんのこと考えてて、甘くって。
    なんだか読んでいるこっちがニヤっとしてしまいますね。
    これからも頑張ってください!

    2009/04/20 16:25:08

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