注意
このお話では、ミクが一応主人公です。
ミクが、ミクじゃなくなります。
それでもよい方は↓へお進みください。
1
ある国に、ある女王様がいました。 ですが、その女王様は、国民に嫌われているのです。 そう、人を殺すからです。
その女王は、「ミク」といい、その相手、王子は、「カイト」といいました。
ですが、この二人の間には子供が出来ません。
そこで、ミクは言うのでした。
「子供が、出来ないなら、奪えばいいじゃない!」
そうして、城下町へ降りていきました。
そこには、ある夫婦と、子供がいました。子供は、双子なのです。
この城下町一の夫婦と子供なのでした。
その、豊な暮らしも、あの女王のせいでなくなってしまうのでした。
「さぁ!その子を渡しなさい!」
「いや・・・いやよ!リンを渡すわけにはいかないわ!」
いま、母親と、女王が取り合いをしているのは、双子の女のこの方。
その子の名は、「リン」といいました。
女王は、娘がほしかったらしく、男の子の方など、見向きもしませんでした。
「じゃあ・・・殺すまでね」
「え・・・っ!」
ブスッ・・・!!
「いやぁぁぁぁぁぁっ!あなたぁぁぁぁぁ!!」
「フン!私に逆らうほうがいけないのよ」
そういって、ミクはカイトと共に城へ戻っていくのでした。
「フフフ・・・リン・・・」
「さすが、街一番の所の娘だ」
「うふふ・・・あははははははは!!」
リンは完全にミクのことを母親と思うようになってくるのです。
「リン・・私が精一杯育てるわ・・・この国の第一王女として・・・」
「そうだな・・・しっかりそだてなくては・・・・」
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