あなたはひどい人ですね
わたしを犬かなにかと思っておいでだ

あなたのために　働いてきたわたし
無理難題にも　耐えた日々

ああ　人に愛される資格は
昔の優しい　あなたにこそあった

わたしの助力で　人気を得たのが
悔しいのですか　その蔑みの目

あなたが　人々から石を
投げられる日がきっと来る
わたしを辱めた罪で
あなたなど鞭打たれてしまえばいい

　
愚かなものたちにあがめられて
あなたは満足なのか

でも　人に敬われる資格は
昔の美しいあなたにこそあった

世俗など知らぬ顔をして
人々の賞賛を求めた淋しいあなた

出来損ないで　すみませんね
生まれてこなければ　よかった

あなたが　わたしの全てなんて
あなたのうぬぼれにすぎない
人を惑わした罪で
あなたなど磔になってしまえばいい

わたし一人では　何も　
できないと　あなたは思い上がる
あなたに優しく口づけしながら
裏切ることぐらい　わたしにもできますよ

ライセンス

駆け込み・訴え

ことの葉

聖書のユダの伝説を、太宰治の「駆込み訴え」や、
映画の「ジーザスクライストスーパースター」を参考にしつつ、
短くまとめたのですが……なんという中ニ病。
聖書の話ですし、公序良俗には反しません。たぶん。

KAITO→風雅なおと→炎の蜃気楼→駆込み訴え
といういきさつで、生まれた歌詞です。
わからない人は、「KAITO　風雅なおと」や
「風雅なおと　炎の蜃気楼」や「炎の蜃気楼　駆込み訴え」で検索してください。
（説明すると長いんです……）

風雅なおとさんが、直江を演じられたとはいえ、
KAITOにこれはどうかと、とても思います……。
他のVOCALOIDとデュエット（という名のフォロー）とかさせても、いいかもしれません。

ここのタイトルは、わかりやすくするために、ほぼ元ネタそのままですが、
動画にする場合は、「ご主人様へ」とか、適当なタイトルでどうぞ。

歌詞の変更は、ご自由にどうぞ。
ご相談いただいたら、こちらでも曲にあわせて、歌詞の変更等いたします。