無頼の風に吹かれた気まぐれ猫は
通信記録を持って遠く逃げ去った
プライド盗まれた 宇宙飛行士の卵は
裸足で追うのも諦めて 空を見た

リターンのないルーチンを続ける
名もないこの気持ちをどうしようか

難解な言葉の“恋文”を 読み解いても距離は縮まらない
君は回転木馬に乗り、僕をラムネで銃撃する
昨日も出逢った街角で 今日もまた一人待ちぼうけ
「やめてもいいんだぜ」、こんなに遅刻するなら


どうにかとっ捕まえた紅ノラ猫は
心臓を引っ掻いて遠く逃げ去った
仕返しも忘れ 宇宙飛行士の卵は
吸えない煙草に火を点けて 空を見た

撫でようと試みたら噛みつかれ
じゃあ逃げた時についてくるなよ

永遠と続くハイド&シーク 振り回されるだけのスイングバイ
制御不可能なんだから、自分自身の気持ちさえ
だけどこのままお別れる? 否 「そんなの嫌だ!」って
ああ、あの時もしもそう言えたなら


複雑怪奇な世界の御者がくれるアメ玉は
そんなに甘いもんじゃなかったみたいで


「お別れだね」突然君が言う
事前のアポイントメントさえもなしか

素直になれない鶴とアオサギ 鉄壁の内と外でサヨウナラ
諸行無常の諸事情 最初から了解済みだよ
制約の多い派遣契約 「仕方ないさ そんな時代だ」
なのにこの物足りない気持ちは何故?

変わってしまった休日の予定 呆れるほど変わらないこの景色
世界を変える力など 二人ともなかったのですから
人一人消えたぐらいでなんだ 「お別れだね このろくでなし」
こんな気持ちにも もう さよならだ

さよならだ・・・

目下の事情に吹かれた気まぐれ猫は
彗星と夏を持って遠く逃げ去った
一人残された 宇宙飛行士の卵は
当分旅を諦めて ここで待った

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

タイトル未定のこの心情と感情

―――ーそれが「恋」だったのかな

「タイトル未定」とありますがこれがタイトルです。新革命シリーズ「彗星エンカウンタ」の改変版。本編とは直接関係あったりなかったり、まあ派生作とかスピンオフとかいうやつです。

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投稿日:2014/05/29 23:54:25

文字数:733文字

カテゴリ:歌詞

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