霧雨月



綺麗な百合を見つけて
もうひとつ
月をみつけてしまったんだ
それはひどくやわらかった

花咲く星空にひとつ
五線譜が浮かぶ
前を向けないぼくが
呟いた言葉は

君がすき
貴方も好き
どちらかなんて選べなくて
泣きそうなほどに
すんだ雨音をきいていた
それで良かったんだ

この世界は残酷で
幸せふたつ
どちらかしか選べない
どちらも無くせなかった

花咲く刹那にもうひとつ
五線譜が浮かぶ
前を向かない君が
つぶやいた言葉は

君がすき?
貴方も好き?
どちらか選ぼうとする
泣きそうなほどに
綺麗な月夜の日々だったんだ
それが苦しかったんだ

いつまでも
いつまでも
想ってられないよ
愛してられないよ
いつか 友達へと

僕はぼく
貴方はあなた
どちらも同じだった
悔しいほどにね
霧の中に居てしまったんだ
君は幸せになってね

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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霧雨月

どうしても吐かないと死にそうだったので。
せいぜい幸せになってください。
知識を振りかざしたいだけのアドバイスをくれた馬鹿な親友と腹の中は真っ黒な月みたいな友達へ。

閲覧数:103

投稿日:2022/10/11 04:36:01

文字数:372文字

カテゴリ:歌詞

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