大学に入って半年が経つ

寂しくない、と言えば嘘になる

学科やサークルを通して仲良くなった友人に囲まれて、勉強しつつも馬鹿騒ぎをする日々

…それでも、たまに思い出してしまうのは高校時代で。


瑠華と神威から、誕生日おめでとうのLINEが来ている。

余計に懐かしくなってしまうから、既読は付けずにそっとブラウザを閉じた




「…ただいま」

少し息を吸いこんで、ちょっとだけ温もりを期待したけど無駄で

ドアノブはやっぱり冷たくて、部屋の中は相変わらず無機質なままで

温もりを期待してしまった分、いつもの1DKが、いつも以上に冷たく思える


……何やってんだろ、私。



…あいつがくることを、少しでも期待してたなんて。


あいつならきっと、神威伝いにでも無理矢理聞きにきて、祝ってくれるかもなんて、そんな淡すぎる期待だけを頼りにしてここまできたのだと思うと、この冷たさは当然のものに思えた

大体、あいつとは高3の最後のときにいろいろあって喋ったりもしなくなったのに…

そんなやつがわざわざ私のところなんかに来てくれるわけなんかないじゃん。

毎年毎年、私の家族と一緒にずーっと祝ってくれたあの青も、もうこれからは見ることも、そばで感じることも出来ないのだろう


「…寂しいじゃない」


1年前のあの出来事も

ずっと並んで歩いていたはずの肩も

全部、全部、過去のものになっていく

君とはもうきっと、会うことは無いだろうしあのころに戻ることも出来ない

それでも私が君を無意識に望んでしまうのは、きっとまだ私が弱いからだ



…今、君はどこにいるのかな


緩やかに日付が変わっていく中、ぼんやりとそんなことを考えていた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【めー誕】ひかりのないよる【カイメイ?】

短いですスイマセンデシタァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!←

タイトルは適当です。嘘です。英語思いつきませんでした。LIN○英語通訳を駆使する労力が余ってませんでした。←←

仲間とカラオケかどっか行って帰ってきたあとみたいな感じです多分。

…めーちゃん誕生日おめでとう!

閲覧数:147

投稿日:2014/11/16 10:38:52

文字数:726文字

カテゴリ:小説

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