きらきら光る
夜空の星さえも
僕らを助けては
クレナカッタ――



君が道端で
見つけた「星屑」
僕は知っていた
「星屑」はただの
ガラスの破片だと


嬉しそうに
君は「星屑」をしまう
その姿が愛しいよ
君と一緒にいたい


いつまでも　いつまでも


現実（リアル）な世界を知らない君は
ただにこやかに微笑むだけで
夜空を見上げる度に
「星屑」の事を話してた




太陽が反射して
光る「星屑」
僕らの救い
今はただこれだけで


ある昼の事
家に来たのは
国の偉い奴ら
僕らを追い出そうと
怖い顔をしている


寂しそうに
君は裸足で歩く
君と一緒にどこまでも
空が飛べたらいいのに


どこまでも　どこまでも


「星屑」ひとつ入った箱を
ただ片手で握り締めて
僕らは願いをかける
カミサマ僕らを助けて



こんな世界は
無くなってしまえばいいんだ
「星屑」君は
ただのガラスの破片







ガラスの破片　　　　　　　　　　　　　　　この「星屑」
コレは救いだ　　　　　　　　　　　　　　　コレは救いよ
僕達をそう　　　　　　　　　　　　　　　　私達をそう
救ってくれる　　　　　　　　　　　　　　　救ってくれる

ガラスの破片　　　　　　　　　　　　　　　十字に組む指
胸に当てよう　　　　　　　　　　　　　　　胸に当てよう
そして僕は　　　　　　　　　　　　　　　　そして私は
血を流すんだ　　　　　　　　　　　　　　　祈っているの








「このセカイが　　　　　変われば良いな」
「おいしいパンを　　　　食べてみたいな」
「みんなと一緒に　　　　遊びたいな」

そんな事　もう無理だって　分かってた　だから僕は

星屑に　願いを掛けた　僕らを　解放して





きらきら光る
ガラスの破片
君の胸へと
振り上げそして――



無残に割れた
ガラスの破片
２人の体
まとわりついて――