壊れて上手に鳴らないギターを
見つけて弾いた歪んだ振れ幅
やめてよの声に似ているひび割れ
きれいな音出た思い出忘れた
今にも泣きそうしゃがんでうつむく

弾き方知らない君の名知れない
呼んでも聞いても答えは溶けてく
外れた音程間違う根底
抱えて触れるの冷たいフレット

もしもねこのまま意味なく消えても
どこかに探しに来ないで忘れて
逃げ道足踏み振り向き出戻り
いびつな音には耳鳴り止まない

全焼の生贄を捧げるには
この心臓は知らなすぎる


曲がって凹んだ鳴らないシンバル
見つめて叩いた不快な鐘の音
うるさいの声に似ているかさぶた
鋭い音出た思い出飛んでく
今だけ泣きたい寝そべり丸まる

持ち方知らない君の目ブレない
噛んでも舐めても過ち溢れる
落とした陰影かち割る金星
抱きしめ歌うの冷たいエッジと

いつかねこのまま訳なく爆ぜても
理由を求めて来ないでとぼけて
逃げ足迷い子踏み出し手渡し
しなびた音にはノイズが止まない

許された生き物を残してくには
この方舟は小さすぎる


つぶやき凍えて命も割引
信じた嘘から笑顔が千切れる
水底山頂極地に合成
お話聞きたい私はだれかな

遠くて近くて明日で昨日で
正解間違え三回知らない
焚き火の照らしたその顔見てたよ
どうせね誰しも覚えていないさ


楽譜を忘れて練習サボって
誰かと遊んでみんなに怒られ
苦しくなってた白黒鍵盤
呼び声高らか気持ちに響いた

ほんとに忘れて消えてもいいから
想いが再び鼓膜を鼓動を
かすかに揺らして困っていたなら
今でも遅くはないからおいでよ


楽譜の隙間ではちゃめちゃ暴れた
君だけ会いたい音たち待ってる

怒ったフリして寂しく待ってる