迫り来る足音で 頭の中塗り潰され
牙研いだ渦巻きに 真っ逆さまに飲まれ消える

果ててゆく意識から 顔を出したあの日の夢
拭っても拭っても 涸れたはずの涙流れ

掃いて捨てるほども 溢れていたのに
今はそれが 何かさえ分からない
開けた扉くぐり 見つけられぬまま
次の扉向かう 当て所無く

求めたのは 愛情か
戻らぬ日の 残滓集め
それでもまだ 咎背負い
哀しみの 祈り重ねてゆく


薄れゆく記憶から 響き渡るあの日の声
塞いでも塞いでも 途切れないで呼び掛けてる

吐いて棄てるほどに 嫌っていたけど
今はそれを なんで探してしまう
僅かばかり触れた 柔らかさだけが
残る 朝の光浴びるように

与えたのは 惜別か
帰らぬ日の 欠片集め
それともまた 傷なぞり
仮初めの 眠りに堕ちてゆく


掃いて捨てるほども 溢れていたのに
今はそれが 何かさえ分からない
開けた扉くぐり 見つけられぬまま
次の扉向かう 当て所無く

求めたのは 愛情か
戻らぬ日の 残滓集め
それでもまだ 咎背負い
哀しみの 祈り重ねてゆく

許したのは この心
喜怒哀楽 皆融かし
聴こえるのは モノクロに
彩られ 流れる鎮魂歌

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

鎮魂歌

タイトルの読みは「レクイエム」です

※読み方
当て所無く…あてどなく
残滓…ざんし  咎…とが
皆融かし…みんなとかし
鎮魂歌…レクイエム

閲覧数:150

投稿日:2015/07/03 23:30:21

文字数:505文字

カテゴリ:歌詞

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