何時の頃かは忘れたが
広い荒れ野に一人きり
死んだ空を見上げたとさ

とおりゃんせ と呼ぶ声に
今も私は駆り立てられて
行きはよいよい 帰りはこわい
彼岸の色に世界は染まる

あっちへ行っては華咲かせ
こっちへ行っては華咲かせ

いつの間にか一人消え
いつの間にか二人消え
ゆうるりゆるり消えてゆく
記憶の意味も泡沫よ

何時の頃かは忘れたが
広い荒れ野に二人きり
晴れた空を見上げたとさ

とおりゃんせ と言う声に
今も私は責め立てられて
行きはよいよい 帰りはこわい
震えを殺し刃を立てた

あっちへ行っても華咲かせ
こっちへ行っても華咲かせ

いつの間にか一人消え
いつの間にか二人消え
ほうろりほろり融けてゆく
思いの意味も知らぬ間に

命断つ 音に呑まれ
激動 諸行無常 涙雨

いつの間にか一人消え
いつの間にか一人きり
ゆうるりゆるり消えてゆき
ほうろりほろり融けてゆく
そうして一人華となる



以下平仮名読み方ver

(A)
いつのころかは わすれたが
ひろいあれのに ひとりきり
しんだそらをみあげたとさ

(B)
とおりゃんせ とよぶこえに
いまもわたしは かりたてられて
いきはよいよい かえりはこわい
ひがんのいろにせかいはそまる

(C)
あっちへいっては はなさかせ
こっちへいっては はなさかせ

(サビ)
いつのまにか ひとりきえ
いつのまにか ふたりきえ
ゆうるりゆるりきえてゆく
きおくのいみも うたかたよ

(A)
いつのころかは わすれたが
ひろいあれのにふたりきり
はれたそらをみあげたとさ

(B)
とおりゃんせ というこえに
いまもわたしは せめたてられて
いきはよいよい かえりはこわい
ふるえをころし やいばをたてた

(C)
あっちへいってもはなさかせ
こっちへいってもはなさかせ

(サビ)
いつのまにか ひとりきえ
いつのまにか ふたりきえ
ほうろりほろり とけてゆく
おもいのいみもしらぬまに

(C)
いのちたつ おとにのまれ
げきどう しょぎょうむじょう なみだあめ

(サビ2)
いつのまにか ひとりきえ
いつのまにか ひとりきり
ゆうるりゆるり きえてゆき
ほうろりほろり とけてゆく
そうしてひとり はなとなる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

とおりゃんせ

またも和風です。似非ですが←
「おにごと」を微妙に意識しました。
華というのは血のイメージ。
「とおりゃんせ~」は童謡から。あのミステリアスな感じか好きてす。

閲覧数:363

投稿日:2010/03/16 21:56:48

文字数:970文字

カテゴリ:歌詞

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