冷たい　日常に追い越され
消えたい　思いは募るばかり
死にたい　単語ばかりの空虚な音
勝手にして　勝手にしてくれ


言葉なんて伝わらなくて
他人のことなんてどうでもよくて
有象無象の砂上の幻想
手を伸ばしたって意味はない


言葉の鉄砲ブッ放した
消える　消える　届く前に
何が足りないか分からないよ
火薬でも足せば届くのかい


ああ、弾けて消える泡のように
どうせどうせ　届かない
ウタカタ　カタルシス



やめない　記憶の改竄を
消えない　言葉が脳裏に焼き付く
覚めない　まだまだ夢路の中
一人にして　一人にしてくれ


意味も意思も伝わらなくて
言葉の価値があやふやになって
崩れて流れる砂上の幻想
伸ばした手に何を掴む？


言葉の弾丸つっかえた
詰まる　詰まる　放つ前に
何が悪いのか分からないよ
火薬だってもっと増やしたのに


もう、弾ける音すら響かない
どうせどうせ　意味はない
ウタカタ　カタルシス



どうして僕らは語るんだ
意思と言葉はいつも違うのに
意味なんて求めちゃいないんだ
都合のいい言葉だけ聞かせてよ


嘘でいい　嘘でいいんだ
本当なんてひとつも要らない
騙してくれ　騙してくれよ
優しい嘘で染めてくれ



言葉の鉄砲ぶち抜かれた
僕の　鍵を　壊すように
とても小さな弾丸を
マシンガンみたいにばらまいて


ああ、屁理屈ばかりじゃ始まらない
何度でも繰り返す
ウタカタ　カタルシス

何度でも連れ戻す
ウタカタ　カタルシス