木漏れ日は 新緑に染まり
青い葉は 初夏の日差しに透ける
晴れた空 燦々と 照る太陽
抜ける風に 子供の笑い声
野原に綿を 散らしたかのような
白詰草は 静かに咲き誇る
見つけた四つ葉 摘み取るのはやめた
幸せは 分け合うものだから
日溜まりを懐かしく思うのは 私が 花だった時代の慕情
花の色 美しく思うのは 蝶として 生きた頃の名残
瞼を閉じてみれば 名も知らぬ街並み広がる
思いきり背伸びすると
何故だろう せせらぎが聞こえる
とても大切な事をふと 思い出しそうになるけれど
悠大な 生命の連なり
知らぬまま 背ばかりが伸びていく
苛立った クラクション
パトカー 救急 消防のサイレン
飛び交う罵声 罪無き断末魔
オンライン喧騒 生活音響く
音に溢れた 時代に生まれ
静寂を 耳にしたことは無い
トースターが鳴く クロワッサンが焼けた
沸いたヤカンも 金切り声上げる
朝露に 苔草は潤されて
泉の底 滾々と 清水が湧く
自然への畏敬 感謝と捧ぐ祈り
心臓に 刻まれたメモリー
虹の架かる 雲間から天使の梯子
永遠に 降り続く雨なんてない
空渡る風 優しく頬を撫でる
神様がくれたプレゼント
水の中 安らぎを抱くのは 私が魚だった時代の余韻
あの空に憧れを抱くのは 鳥として 生きた頃の敬愛
靴を脱ぎがむしゃらに走れば 地平線 夕日を感じる
深く息を吸い込むと
何故だろう 潮の香が満ちてく
とても大切な事をふと 思い出しそうになるけれど
遙かなる 命の系譜を
忘れたまま 年だけ重ねてく
瞳を見開いた その先に
建ち並ぶ コンクリートの家
空裂く電線 舗装が敷かれた道
トンネルには ペンキの落書き
罪にまみれた 人の世に生まれ
純なるもの この目にしたことは無い
キャスター曰わく 「この世界は恐ろしい」
争うために 生まれたわけじゃない
どこから やってきたのか──。
これから どこへ向かうのか──。
私は 道無き 道を行く
順風でも 逆風でも 歩んでく
人として この命を生き抜く
明日も 風が吹くと信じて……
いざ吹け 私の風よ
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