1 星が瞬く夜空に 僕たちは夢を見る
走り切って疲れ切って 言葉にならない声で叫んだ
暗闇に描く光 ペルセウス座流星群
願いなんていう必要もなかった
今日明日明後日 日付は次々変わって
楽しみを味わって 泣いて笑って
大人に取り消された 叶えたい夢もあった
僕らは何を目指していけばいいのだろうか
真夏の夜空は 天の川が光っていた
子供のころ親と見た あの輝きは今も変わらない
不安や悩み、心配だって 大声叫べば大丈夫
少年は戦線を踏み切った
星空の最終戦線 いつもより眩しかった
弱い自分を破り捨てて 最前線まで駆けだした
唯一の弱点に 苦痛が激しくて
消えてなくなりたかった けどそれじゃ終わらないんだ
胸に刻んで歩み続けたんだ
2 ここはすでに荒らされた 動いていない廃工場
三人だけの秘密基地 ここでもしし座は見えていた
忘れられない思い出もあった 大人になってもまた来よう
将来どうなってるか知らないけど
晴天の星空は 夏の三角がきらめいていた
昔から一緒に過ごした 僕らは一つも変わらない
悔しくて涙が出た 諦めだって必要だった
僕らは何もできなかった
星空の最終戦線 ずっと続いていた
逃げていた自分が とても後ろめたかった
少年たちの内紛戦争 僕らは壊れていって
本当に許せなかった あの頃の自分が
夏休みの終わりに胸を締め付けた
大声で叫んだり 空を見上げる仲間もいなくなった
夏の終わり 散ったピースはちっともはまる気がしないな
もうどうすりゃいいかわかんないよ 難しい不安を話したくて
答えが見つかりそうな 秘密基地(あのばしょ)へ向かった
僕らの秘密基地 今日も晴れていて
高い屋上で わし座を探していた
屋上の扉が開いて 少し気まずくなった
気づかないうちに 頭を下げていた
星空の最終戦線 過酷だったけど
また会えた僕たちは 夜空を見上げて
ペルセウス座流星群 星の数を数えて
この星空の下で 僕らはまた会えると思うんだ
今夜はたくさんの星が降り注いだ
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