灼きついた喧騒は消え去って
吐き出した言葉は風に流れていく
淡い空 冷たい匂いがして
馳せる 夏枯れた記憶

復た塞いだ心の隙間から
藍色が零れていく 

夜を瞬いた 空に咲く花は きっと
僕らの点と点を繋いでいたんだ
散っていく 夏の夜に消えて
既う 癒えなくなった その声を聴かせて

朝まだき 垂る雨 鈍色の空は
伽藍堂 頭を刺していく
感度を失くしたフィルムは
何も写せないままでいる

褪せてく
向日葵と無垢な青は
色を足しても既う戻らない
変わらず朝が来る

夜を描いていた 君のアトリエに そっと
僕だけを閉じ込めて 崩れていく
知っていた 祈り組んだ手は
ただ 夏をなぞった儚い希いと

道端に咲いてる青い竜胆
つまらない言葉を並べた
ぐしゃぐしゃになった心根に涙を注いでいく
いつもと変わらないこの景色に 一片の
明るい光が差した 君を憶った

夜を瞬いた 空に咲く花は きっと
僕らの点と点をを繋いでいたんだ
散っていく 夏の夜に消えて
既う 癒えなくなった その声を聴かせて
   見えなくなった 青に溶けて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

残夏(re:colored) 歌詞

歌詞です

閲覧数:14

投稿日:2024/10/01 21:23:48

文字数:465文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました