終わらせたいのさ こんな気持ちを
嗤っていたいのさ こんな欺瞞を
街灯空しく点る裏通りで
足早に逃げ続け何を得るの
いつからこうなの
いつでもこうなの
まあ既にどうしようもないけど
暗く冷たいこの街にも
人の心はまだあって
僕はそれを確かめたくて
今ここにいるんだろう
塞いでみたいのさ 網目の間を
解いていたいのさ あの緊張を
信号機の点滅に急かされては
囚われないように家路を急ぐ
いつからだったの
いつまで嫌うの
まあ既にどうしようもないけど
雨がどれほど打ちつけても
他人の温度はまだあって
僕はそれを確かめたくて
今ここにいるんだろう
だからまだ終わらないんだろう
―――以下、ひらがな表記です―――
※助詞「は」→「わ」、場合により末端の「う」も「お」表記です。
【例:僕は君を描いてみよう→ぼくわきみおかいてみよお】
おわらせたいのさ こんなきもちを
わらっていたいのさ こんなぎまんを
がいとおむなしくともるうらどおりで
あしばやににげつづけなにをえるの
いつからこおなの
いつでもこおなの
まあすでにどおしよおもないけど
くらくつめたいこのまちにも
ひとのこころわまだあって
ぼくわそれをたしかめたくて
いまここにいるんだろう
ふさいでみたいのさ あみめのあいだを
といていたいのさ あのきんちょおを
しんごうきのてんめつにせかされてわ
とらわれないようにいえじをいそぐ
いつからだったの
いつまできらうの
まあすでにどおしよおもないけど
あめがどれほどうちつけても
ひとのおんどわまだあって
ぼくわそれをたしかめたくて
いまここにいるんだろお
だからまだおわらないんだろお
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