【A】
涙を含んだ
言葉乾いた世界に消えてく
届かなくていいから
地を湿らす間くらい与えてよ

何が残ってる
暗がりじゃ落とした物も見えない
大事そうに握ってる
物さえ何だったか分からなくて

【B】
守るために着けた
脆く褪せてる殻
痛みさえほら閉じ込め
繰り返しまた疼いた

隙間に差し込んだ
僅かな光くらいは
嘘じゃないと信じさせて

【S】
0デシベルの叫びが
この胸の中響いた
空虚な日々を震わせ
ここにいるよって

ため息だけで消えそうな
淡い灯火消さないように
ねえ生きている