冷めた瞳の奥、夜明けの月 手を伸ばし掴んだのはもう一人の自分
歪(ゆが)んだ反実仮想(はんじつかそう)の蝶番(ちょうつがい)が
刹那(せつな)げに今のボクらを嘲笑(あざわら)って


唇からもれ出した 虚ろなデタラメから 聞こえてきた音
それはまるで君とを繋ぐ、運命(さだめ)


夢見るアリスはリアリストと 背中を合わせて
嘘という名の鏡越しから 互いの存在を見つめた



軋(きし)む雨音に心を閉ざす 手を伸ばし掴んだのはもう一人の自分
狂い始めた対憶(ついおく)の歯車が 刹那げに今の僕らを嘲笑って


ゆっくりと沈んで浮かぶ 虚ろなデマカセから 聞こえてくる音
それはまるでキミが崩した、鎖


夢見るアリスはリアリストの 傷口をえぐり
嘘という名の鏡を越えて 互いの存在を壊した



滑稽な物語なら 知りたくないと叫ぶ
目の前のセカイ それはまるで二人を包む、静寂(しじま)



夢見るアリスとリアリストは 幻に泣いて
触れたテノヒラに灯る涙 ボクらはもう戻れない


(リン)
夢を見続けた哀れなアリス 何も解らずに
鈴の音だけを鳴らしながら 塗りつぶされた孤独を知る


(レン)
真実を 追いかけ続けたリアリストは
全てを受け入れながらも 動かない骸(むくろ)を抱(だ)いて孤独を知る

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

【曲募集】夢見るアリスとリアリスト

ボクは君、キミは僕。
鏡の向こうの、もう一人の自分。


「自我」をテーマにしたつもりです…。
鏡越しでお互いを見つめるリンとレンが浮かんできたので、思うままに書いてみました。
アリスはリン、リアリストはレン…かな。
実は某新撰組マンガをイメージして書いてたり…。
普段書かないような内容だったので楽しかったです。
※一部造語を使用しています。


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閲覧数:308

投稿日:2011/04/11 21:04:00

文字数:553文字

カテゴリ:歌詞

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