熱っぽい涙に
飲み込まれて苦しい胸を
解き放してよ
その指先の魔力を見せてよ
僕らの世界の法則を
ひとつ、ふたつ、狂わせても
曖昧に笑って嘘をついててね
呪いみたいな夜を脱がして
愛みたいな言葉で傷をなぞって
許してよ、こんな情けない僕を
諭すみたいに僕を壊して
何もしらないふりして今は笑って
それだけがただ欲しい愛だった
君の寂しさに
触れてみてもいいかな
浅はかな私なんかに
わかる世界じゃないけど
どうだっていいよ
なんて冷たさで手を離したって
またここに戻ってくるんだ
呪いみたいな夜にかぎって
夢の中にまで現れてくるんだね
歌っててよ、こんな眠れない夜は
交わす未来に心焦がして
幸せだってただ笑い合えたこと
それだけのことが救いだったんだ
汚して、塗り潰してしまったんだ
今夜だけは
麻痺した感情に魔法をかけて
夜を越えるの
どうかこのまま明けないで
もう解けないように解けないように
呪いだなんて言葉じゃ
君を毒すにも至らず
いつかは終わりがやってきて
思い出す事もなくなって
穏やかで美しい朝がきて
正して、壊して、愛して
呪いみたいな夜を脱がして
愛みたいな言葉で傷をなぞって
許してよ、こんな情けない僕を
諭すみたいに僕を壊して
何もしらないふりして今は笑って
それだけがただ欲しい愛だった
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