「初めてだったの」
はにかんだ笑顔で僕の首に腕を回した
嘘だと思った
それでもその嘘に騙されたままでいたかった

君を知れば知るほど
段々と離れて行く

流れ落ちた
君の涙に抱えた傷に
僕は触れないのに
身体に触れている
それが本当に淋しかったよ

君とよく似た名前の
ものを飲んで
もう忘れよう
二人でいた日の事は
夢だったと
酔いしれていた
君のその香りに

儚げで消えそうな
伏し目がちに微笑んだ君の声を
信じたかった
それくらいには君のこと愛していたんだよ

僕を押し付けたいと
我儘を呑み込んでいられる程

大切にしていた
他の誰も触れないようにと
鍵をかけた
箱に閉じ込めていたんだ

一夜だけと決めていたのに
あの夜から始まった
終わりに気づかないふりして
今もまだ

流れ落ちた
君の涙に抱えた傷に
僕は触れないのに
身体に触れている

君とよく似た名前の
ものを飲んで
もう忘れよう
二人でいた日の事は
夢だったと
酔いしれていた
君のその香りに

蓋をして
記憶を閉じて
声も目も指を這わせた背中に
キスをしたことも

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

キーラ

"キール"というお酒をテーマに作りました

タイトルの「キーラ」は

女性の名前です。

https://t.co/N9xg59AGA7
http://piapro.jp/t/bM2K

adeamuさんに曲を付けて頂きました。

閲覧数:318

投稿日:2018/03/25 15:27:28

文字数:468文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました