希望の消えた世界を、夢ばっかり太り過ぎた僕は飛べない。

依然としてそんな世界から、「間違い」がなんなのかをインポートされるんだ―…


【メカクシコード】


裾が伸びきったズボンを履いて、iPodのコードを揺らしながらイヤホンをあてがう。

とりあえず、フードを被れば問題ないな。

―よし、目隠し完了だ。

いつも通り現状が見えない。

…でもほら、赤く光る非常灯のおかげで、シュールな景色が「見える」じゃないか。

―――――――――――――――

『案外さ、今日が来なくてもいいのかもね。』

『…???』

『ローファイな風景を"見てる"と、生涯不安症な"君"と、明日へ、誰よりも先に行けそうだよ。』

―――――――――――――――

「さぁさぁ、なんかないものかなぁ?」

揺れ気味にビートを刻めば、そうそう悪いもんじゃない?って思えてくる。

…まぁ、飽きないうちは、ね。





虚栄心を飲み込んでから、2つめの遮断機を右へ行く。

―…っ

期待に胸が詰まって、口元がニヤけそうで危ない。

…むしろ手遅れ?

グルービーに成り切って、走り気味にリードする。

依然空気に馴染んじゃって、誰にも気付かれないなら断然オーライ!

―任務続行

「でもあと20分か…引けないかも…。」

スニーカーを結び直す。

―さぁ合図だ

「クールに行くか!」

上昇中の体温なら、ハイパスで一気にとばして。

延々肥大中の街を西へ、北へ、「君」の側へ―…

『おいおい…ちょっとオーバーじゃないか?』

きっと今頃、こうやって金髪のヒールは笑ってるんだろうな…。

まぁ、いっか。

残念ながら、「隠しきれない君」には解らないだろうよ。





募集人数:無制限
※無論、途中参加も歓迎!
募集要項:無条件
服装:自由
☆自称ウブな君だって、合言葉加算で即加入!


…こんなチラシ、ちょっと馬鹿らしいか?

でも、二次ヲタ・コミュ障・ひき・ニート、そんな僕だって問題ないんだし。

「…よしっ!」

―気分最高

振れるピーキーに、止まない警鐘。

ネオンが不意に落ちる。

―さぁ、フードを脱いで見せて?

案外今日が来なくても、ローファイな風景を連れて行くだけ。

そうすれば、生涯不安症な「君」と明日へ、誰よりも先に行けそうかもしれない。

「さぁさぁどんなものなのさ?」

赤い目を擦って見渡す。

―なんだ

「つまんなくもないじゃないか。」

冷めないうちにいただこう

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

さぁ、今日から君も目隠し団だ

―さぁ、世界征服を始めよう



***************
タイトルとかは、【校歌】シリーズの合唱からです\(^q^)/

なにやら、IA-Project-の曲がミリオン入りしたみたいなので
書いちゃいました(´ω`)テペ

閲覧数:648

投稿日:2012/06/16 19:55:33

文字数:1,051文字

カテゴリ:小説

  • コメント1

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  • 雪りんご*イン率低下

    雪りんご*イン率低下

    ご意見・ご感想

    ……ヤベェ、ウチも原曲者にあy(ryでメカクシコード書こうと思ってるんだけど、今更不安(ぇ
    そのシリーズ(←)、若干自己解釈混じってるからな……。ふはははははははh(潰

    2012/06/18 15:37:44

    • 友愛@in不可

      友愛@in不可

      原作者謝罪シリーズ(←)好きよ?w

      次は何書こうかな♪
      ヘッドフォンアクターか、想像フォレストなんだけども、想像フォレストは難しいぜorz

      2012/06/22 22:34:07

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