♩=100

世貝は美しくて同時に残酷で
初めから一つの世貝で完結されてる
生まれた時から いやその前から
結ばれる相手は決まってて
不自由のない人生が与えられてる

私の世貝

そんなの望んでないし願ってもいない
籠の中の私は自由を知らない
「同じ世貝に生まれたら」なんて
夢物語を追う

世貝の外側を彩る幸せを
交わらぬ視線の先に密かに見つめる
出会った時から いやその前から
報われない恋だと分かってて
朝露のような雫が頬を伝ってく

私の世貝

夢見た情景は朝露のように
幸せな夢を見せ薄れゆくの
「嫌だ行かないで」と願うけど
空は快晴に澄み渡る


輪郭が歪んだっていい
いっそ欠けたっていいから
彼と重なる世貝をどうか どうか
たった一晩だけでいい
一度きりのお手付き(あやまち)でいい
世貝の掟を惑わせて抱き寄せて

全ての世貝はずっと綺麗なままで
彩りも鮮やかに朽ちる事なく
同じ世貝と重なって物語は完結するけど
私の想いもずっと変わらないままで
変わらない結末を変えたいと
願ってる夢に見てる
鮮やかな世貝の中で

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

貝合わせ

2作品目の歌詞です。

閲覧数:149

投稿日:2019/10/01 22:47:24

文字数:465文字

カテゴリ:歌詞

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